ちきりんに学べ!ゆるく考える思考法

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ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法

はじめに

著者の「ちきりん」さん

Chikirinの日記(http://p.tl/VBIz)で月間100万PVを集める超人気“おちゃらけ社会派”ブロガー。

twitter(@InsideCHIKIRIN)でも四万人以上のフォロワーに支持されている。

ビジネスメディア誠でも「ちきりんの“社会派”で行こう!」http://p.tl/n1kyという連載を持つ。

本書は、「『つらいこと=価値があること』ってのはどうなの?論理的に考えれば一番いいのは『楽しくて、ラクで、価値があること』でしょ?」という考えで人生を100倍ラクにする思考法がいくつも紹介されている。

各章から一番面白い話題をあえて避け、2つピックアップして紹介していくスタイルをとる。

第一章 ラクに生きる

・目標は低く持ちましょう!
  高すぎる目標は人を不幸にする。日本は資源もないし中国に負けて当たり前。世界6位とかで十分。

・人生は早めに諦めよう!
  日本人は諦めるのが遅すぎる。多くの日本人は中高年で天井に気付くがもう方向修正できない。子供時代に天井に気付き、過大で過分な夢を持たない方が人生楽しい。

第二章 「自分基準」で生きる

・欲望を取り戻せ!
 「自分のオリジナルな欲望」と、「つくられて付着させられているニセモノの欲望」を区別したい。そうしないと、ほしいモノを全て手に入れておきながら、なぜか家の中には不要なモノが溢れている様に感じる状況から抜け出せない。

・「やめる」決断ができれば「はじめられる!」
 日本は戦争でも、離婚でも、撤退の決断が遅い。欧米では撤退は戦略。日本では混乱を起こさない事がリーダーの努め。「やめることを問題視する道徳観」で、「誰も終わりを決められない国」になってしまった。

第三章 賢く自由に「お金」とつきあう

・10年以上のローンはダメです
 35年もの長期ローンは「適度なインフレと経済成長」が前提の仕組み。「デフレ、低成長時代」には成り立たない。35年3000万円2%ローンなら、利子だけで1200万円。長期のローンを組む様な買い物は身分不相応では。

・大事なものはコストで決めない
 コスト比較で決めるものは、大事じゃないものだけ。不動産保有のメリット、デメリットを非経済面からの比較。
 

第四章 仕事をたしなみ、未来をつくる

・インプットを最小化する
 いかに生産性を上げるか。より働くのではなく、働く時間を少なくすることが鍵。働く時間を一切増えないようにしてしまえば、人は必ず生産性を上げようと考える。徹夜、残業をやめてみる。逆説的だが、働く時間を減らさない限り仕事が早くできるようにならない。

・「人脈づくり」はたぶん無意味です
 人脈づくりとは名刺を集める事なのか?出かけなくても、日常で会う人と積極的に話していれば世界はどんどん広がる。人脈が重要な仕事って保険の販売の従業員ぐらい。魅力的な人物を目指す方が役に立つ。

第五章 ストレスフリーで楽しく過ごす

・旅の効用
 年をとるごとに自分の持っているものを尊いと感じてしまう。だから、手放せなくなる。外国に行くと自分がいかにつまらない存在かを思い出させてくれる。そして、少し自由になれる。

・性格は変えられる
 ちきりんさんを知らなかった人も、最近ブログ等でファンになった人も、まずはここから読んで頂きたい。ちきりんさんは生まれつき「ゆるい」性格なのではない。もともとは、曰くうつ病になりやすいとされる性格であり、長い間「できるだけネガティブに考えないようにする訓練」を続けて今のような性格に改造したそうだ。その過程が書かれている。

おわりに

 自分を縛っているものは経済力ではなく社会規範であり世間の目。一生に一度も自由に生きられないというのなら、私が私に生まれてきた意味はどこにあるのか?つまらない規範から解き放たれて自由になろう!というメッセージを送りたかったのかも知れない。

「よかった」確認について

悪いことがあっても、よかった部分を探しだす習慣。

感想

 僕はこの本が大好きで、付箋が竹林になっている。家族全員に送りつけた。周囲に「ガチガチにかんがえよう!」な人がいれば送りつけたくなる本。

ちきりんさんは、漠然と信じ込んでいる「まやかし」を、片っ端から破壊していく「まやかし破壊神」「まやかしブレイカー」だと思っている。

ちきりんさんのもう一つの魅力は、本書に収録されていない「皆が手に入る情報だけで、国際紛争、国際経済まで鮮やかに読みといて、本質をバシッと突く」ような記事だ。

アラブの政変で負けようとしているのは誰なのか?(http://p.tl/_dPf)とか。

こちらに注目した著作にも期待したい。

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