「その気になれば俺たちだって、何かできるんじゃないか」と考える若者

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砂漠

 普通のキャンパスライフを送りながら、「その気になれば俺たちだって、何かできるんじゃないか」と考え、もがく5人の学生たち。社会という「砂漠」に巣立つ前の「オアシス」で、あっという間に過ぎゆく日々を送る若者群像の物語です。

砂漠

あらすじ

  • 「大学の一年間なんてあっという間だ」入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。パワーみなぎる、誰も知らない青春小説。

心に残るフレーズ

  • 「俺たち学生がね、ちゃらちゃら遊んでいるのとは正反対でね、自分の身体を使って、身体を痛めつけて、ぶつかっていく。やっぱりああじゃないといけないですよ。パソコンとかインターネットとかね、ああいう世界とは違ってね、自分の皮膚で触れた部分が世界なんですよ。俺はもう、感動しましたよ。感動の嵐がね、吹き荒れてますよ」
  • 目の前の人間を救えない人が、もっとでかいことで助けられるわけないじゃないですか。歴史なんで糞くらえですよ。目の前の危機を救えばいいじゃないですか。今、目の前で泣いている人を救えない人間がね、明日、世界を救えるわけがないんですよ
  • もっと驚かないといけないのはね、一人の人間が、本気で伝えたいことも伝わらない、っていうこの事実ですよ。三島由紀夫を、馬鹿、と一刀両断で切り捨てた奴らもね、心のどこかでは、自分が本気を出せば、言いたいことが伝わるんだって思ってるはずですよ。
  • 実際は本質なんてさ、みんなばらばらで、ケースバイケースだと思うのに、要約して、分類したがる。そうすると自分の賢いことをアピールできるから、かも
  • 「学生時代を思い出して、懐かしがるのは構わないが、あの時は良かったな、オアシスだったな、と逃げるようなことは絶対に考えるな。そういう人生を送るなよ。」と強く言い切った。そして最後にこう言った。 「人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである」
砂漠

砂漠

  • 伊坂幸太郎

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