ワークライフバランスとは?基本を知ることができる本「ワークライフバランス社会へ」の章別まとめ

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ワークライフバランス社会へ―個人が主役の働き方

プロローグ

・フレックスタイム制度や在宅勤務など、働く時間や場所、さらには週の労働日数などに柔軟性をもたせることで、個人が自分のプライベートな生活と仕事をバランスさせられるように支援する政策は、ワークライフバランス政策と呼ばれ、先進国に広がりつつある
・仕事か家庭ではなく、仕事の家庭もどちらもあって当然と考えるひとたちがふえている
・導入による費用対効果は結論からいうと、コストはほとんどかからずに多くの従業員が前よりもしあわせになりコストを上回る効果があった
・会社にきて働いている時間だけを労働時間ととらえる発想を変えることが必要になる
・個人の多様性や違いを許容する企業文化を作っていくことが必要になる
・短時間や週の何日かに集中して働くことのメリットは、時間効率が上がること
・国がどのような優先順位をもって政策を形成し国を運営しているのかということが、わたしたちの働き方にも大きな影響を与えている

いま日本社会に何がおきているのか

・低い残業割増率と労働時間の上限規制が欠落した状況のなかでは、とくに新規に労働市場に参入した若者に、そのしわよせがゆきやすい構造になっている
・多くのひとたちが、もっとバランスのとれた生活をしたいと望んでいる。働かされすぎだと感じている。そして、若者たちは、体を壊す寸前に追い込まれている。これが日本社会の労働者の実態である

正社員を問い直す

・日本の働き方のなかには、家庭生活も大切にでき、雇用の安定もあり報酬もそれなりという仕事が、スッポリ抜け落ちている
・最近の出生率の低下は、女性の社会進出の進展といった事情よりも、世帯がかかえる経済不安によってもたらされている

働くことに対する意識の変化

・ひとびとの社会的関心が、ものを「所有」することから自分自身の生き方を問う「存在」にシフトしている
・人びとの価値観が物質的な生活の満足よりも、自己実現といった自分の「生き方」を重視する方向に変化
・「この仕事は本当に私にしかできない仕事だろうか」と一度仕事と自分を一気に突き放し、このようなことを思わせてくれる他社を身近に持つことがいかに大切かも思い知った
・他のものとのつながりが薄ければ薄いほど、自分の仕事に対して読み取れる意味は薄れてきます

経済のグローバル化と社会制度

・いま、求められているのは、労働時間を短くして、生産性を上げることで、経済を発展させる新しい方法を生みだすこと
・この「長時間労働が経済を発展させる」という考え方から、わたしたちが自由になれるかどうかにかかっている
・結婚や出産による退職でペナルティーを課されるのは、女性ではなく、会社や社会になりつつある
・安心して働け、長期にわたってキャリアが形成できる仕事をいま以上にふやすこと
・正社員のなかに多様な働き方を生み出し、多様な人材が参加し、活躍できる場を広げることである
・新しい世代は、キャリアと私生活のバランスがとれた生活を当たり前と考え、それを勝ち取らなければならないものはもはや考えていない
・両親の世代が過去にしていたような働き方をしようとは考えていない

ワークライフバランス社会を展望する

・労働時間やパフォーマンスにあわせて給与が支払われているから、企業はその点では損も得もしない。しかし、自分が望む働き方が出来れば仕事に対する満足度は高くなる
・従業員のモラルや満足度は上がるということははっきりと示されている
・従業員の定着率が高まる、よい人材の採用に役立つ

実現へむけて

・従業員に選ばれる会社になるという方針
・長時間労働やそれによるストレスをそのままに放置しておけば、生産性の低下となって結局は業績に跳ね返る
・日本の会社のなかには、仕事を優先するのが当然という価値観が支配的である
・労働時間の短い国に住むひとほど幸福だと感じているひとの割合も高い
・教育費の負担が子どもをもつうえでの一番のコスト負担となっている
・若者に希望を失わせているのは社会ではないのか
・経済発展というひとつのゴールに向かって、皆が一緒に走る時代が終焉したのである
・多様な価値観を認め合い、異質なものを排除するのではなく、異なったものが組み合わさって生み出されるダイナミスムが経済を発展させる新しい時代になるのだろう
・真に問うべきなのは、ワークライフバランス政策を導入しなかった場合にかかるコストなのである

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