インターネットの時代だからでこそ「調べる」力は重要!「調べる」論の書評・感想

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「調べる」論―しつこさで壁を破った20人 (NHK出版新書 387)

第一章「調査取材で、一次資料にあたる」

「一次資料」は真実を追う、あるいはリアルな情報を得るためには「一次資料」は書かせないものである。その「一次資料」はインターネットではまず得ることはできない。得ることができないため、直接現地に赴く、あるいは歴史的な資料を調査する。
本章では現地調査をもとに「一次資料」を追い求めるライターやジャーナリスト、新聞記者を取り上げている。

第二章「「世間の誤解」と「現実の状況」の隙間を埋める」

世間は新聞やメディアで出てきた情報をもとに変わっていく。そこで出てきた情報はリアルタイムで発生している「現実」とは乖離が発生しているのだが、私たちはその差が見えてこない。
世間と現実の差を埋める、あるいは世間にある誤解を解くために動いている社会学者や医者、編集者を取り上げている。

第三章「膨大なデータや現実をどう解釈するか」

最近では「ビッグデータ」と言うものが注目を浴びている。これはTwitterや購入履歴といったデータをもとに、トレンドなどを分析し、新しい商品やサービス開発の材料にするというものである。
膨大なデータは現状を分析し、新しい考え方を模索するための重要なものとして言える。本章では膨大なデータをもとに調べ、研究を行う学者やストラテジストをインタビューしている。

第四章「新しいサービスや市場を開拓する」

「調べる」ことの先には新しい商品やサービスなどの仕事が待っている。捉え方によっては新しい商品を開発する、サービスを行うための「調査」は大事なものになってくる。それによる調査は開発者や弁護士、プロデューサーなどのインタビューを紹介している。

第五章「自分自身の可能性を調べて発見する」

「調査」はなにも資料ばかりではない。過去の自分自身の経験や考え方も立派な「調査」である。なぜ「自分自身」を調査するのか、というと、自分の持っている可能性を広げる、あるいは新しい自分を見つける、新しい作品を生み出すためである。それは狂言師であっても、弁護士であっても、哲学者であっても、漫画家であっても変わりはない。

感想

「調べる技術」はインターネット上では知ることのできない情報を仕入れるためにある。インターネットがある時代である故に「調べる力」は重要なものになってくるし、調べる上で「しつこさ」と言う名の「執念」も同様に必要である。むしろ「プロ」は「しつこさ」や「執念」なくして呼べるものではない、と本書のインタビューを通じて言えるのである。

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