芸術家を目指す人に読んでほしい本。 俳句への道

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俳句への道 (岩波文庫)

高浜虚子の俳句観

俳人高浜虚子が晩年に俳句とはどういうものかという考えをまとめた本です。
高浜虚子は、客観写生ということを俳句の基本だと説いています。
つまり、主観的な意見を押しつけるのではなくて、その場面を忠実に写し取ろうとすることで、そこに作者が透けて見え、その志が作品の中に入っていくということです。
客観写生ができるようになることで、そこに自ずと個性が生まれてくると言います。
そして、その個性が美しい心であれば、
作品が美しい作品になるという考えを述べます。
俳句を芸術と捉えると、絵画とか彫刻とか、デザインに関わる人たちまでありとあらゆる芸術家にも参考になる考え方なんじゃないかと思いました。

客観写生のことと同じく、日本とはどういう国だろうかということにも本の中では触れています。
俳句は日本独自の形式の散文で、四季折々の表情豊かな自然を示す季語を入れるというのが決まりです。
俳句の中でどう自然を捉えていくかという考えを読んでいると、改めて日本って素晴らしい国だなと思います。

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