決算書が読めても会社は潰れる。会社継続のために必要なのは「非常識な会計」ルール

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会社にお金が残る 社長のための非常識な会計のルール

「決算書を読めないと会社を潰す」のウソ

ちまたに会計の本があふれています。どの本も「決算書が読めないと会社を潰す」みたいなことを書いてます。

「決算書が読めるだけで、会社がよくなると思ったら大間違い」
「決算書が読めたって、潰れる会社は潰れる」

決算書をはじめとする会計データというものは、会社の実態を知る上でなかなか役に立ちます。

でも、決算書を見せながら業績の説明をしているときに、多くの社長さんが口にする決まり文句があります。それは、「そんなに儲かってないよ。実際、お金がないから」というセリフです。

「決算書の利益っていうものが、社長さんの感覚に合わない」

そして、会社が潰れる原因っていうのは、利益がないってことじゃなくて、お金がないってこと。決算書の利益を使って経営判断をしていると、「お金がない」っていう状況に、うまく対応できない。

「お金がない」の真実

会社経営において「お金がない」という事態は、不思議な現象です。あまりにも多くの経営者が「お金がない」と言って困っているので、当たり前のようになってますけど、「お金がない」という状況が当たり前というのでは、商売になりません。

事業は、ある程度の資金を準備してから始めるはずですから、スタートの時点ではお金があったはずです。ところが、事業がうまくいかなくて赤字が続き、結局のところ、その事業資金を全部使い果たしちゃうということもある。

黒字経営であったとしても、お金が入ってくるスピードよりも、お金を使うスピードのほうが早ければ、お金は底を突いてしまいます。

「お金がない」という状況は、「入ってくるお金以上にたくさんのお金を使ってしまう」というお金の使い方そのものに問題があります。多くの経営者が、ごく当たり前にお金を使い果たしてしまいます。経営者が、「お金がない」という状況に陥らないためには、「入ってくるお金以上に使わない」という強いポリシーを持って経営すればいい(徹底できるのであれば)。

ファーストペイの原理

事業においては、「まず先にお金を使う」というケースがほとんどなのです。例えば、小さな喫茶店を始めると、店舗を借りる契約をして、内装を施し、お店の中の食器をそろえ、食材を整えなければなりません。この準備作業の間、お金は出ていく一方です。お店をオープンするまでは、お金は入ってきません。

お店がオープンした後でも、食材は常に先行して買っていかなければなりません。常にお金を使うことが先行するわけです。そして、最初のお店がうまく軌道に乗って、2号店でも出そうということになれば、またしても、たくさんのお金を使うところから始めるしかありません。

つまり、事業はお金を使うことから始めるしかないのです。

「利益」は本当の儲けではない

事業は、「ファーストペイの原理」によって、まず最初にお金を使うことからスタートする。まず投資をしなければ事業は始まらない。

投資を完全に回収し終わるまで儲けはない。投資したお金以上の収入を獲得して、初めて儲かったことになる。

だから、本当に儲かるまでは、「儲かった」と勘違いして無駄遣いをするようなことは慎まなければならない。

「本当の儲け」は、ファーストペイされた投資をすべて回収し終わった後の余剰分と考える。そのためには、非常識な会計ルールが必要になります。

感想

現在の会計ルールが経営実態にそぐわないルールが書かれていてとてもわかりやすいです。わかりづらい利益とキャッシュ部分を社員全員が見えるようになる「非常識な会計」ルールは参考になります! おすすめの一冊です!

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