日本人が陥りやすい失敗とは何か?

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「超」入門 失敗の本質 [kindle版]

戦略の重要性

  • 「戦略」とは、「目標達成につながる勝利」を選ぶことであり、追いかける指標のことである。
  • 「戦略」が明確であれば目標達成を加速させ、逆に曖昧ならば混乱と敗北を生み出す。
  • 目標達成につながらない勝利のために、戦術をどれほど洗練させても目標を達成できない。

日本人が陥りやすい罠

  • 日本人は体験的学習による察知で成功する戦略(新指標)を発見しているために、「一点突破・全面展開」になりがち。
  • 意識せずに発見した「経験則による成功法則」では、適用すべき範囲を判断することが難しく、結果として過去の成功事例の教条主義に陥りやすい。
  • なぜ成功しているかの理由を正しく理解できなければ、その後勝利が劣化していくことを食い止める対策が生まれてこないので、長期的には必ず敗北する。
  • 「型の伝承」のみを行う日本の組織が「勝利の本質」を伝承できていないことで、強みを劣化・矮小化させて次世代に伝えている。「型の伝承」と「勝利の本質」は明確に区分されて、ともに伝えられるべき。
  • 改善を続けることで生まれる洗練は、日本人が民族的文化として持つ美点の一つで、プロセス改善での成功体験は、努力至上主義や精神論と大変結びつきやすい。

改善とイノベーション

  • 現代ビジネスにおける競争には、「同じ戦略で戦う」ことで勝てる戦場はほとんどなく、体験的学習や偶然による指標発見は、いずれ新しい指標(戦略)に敗れる。敵が使いこなしている指標を無効化するようなゲームのルールを変えたものだけが勝つことになる。
  • あらゆる成功の起点は「勝利するために必要な指標」を見抜く眼力。
  • 戦闘の中で発生している指標を見抜く能力が高いほど、戦略を鈍化させる速度は速く、しかも意図的に戦略構築をすることが簡単になる。
  • 型を伝承している側(大多数)は、同じ組織内で新戦略やイノベーションを発見した人物(少数派)を排除しようとする意識を持つことになり、「本質ではない型の伝承」によって、組織はイノベーションを敵対視する集団に劣化する。

リーダーの資質とは?

  • 問題意識の強さから、優れたアンテナを持つトップは、激戦地(利益の最前線)を常に自らの目と耳で確認すべきで、現場の体験、情報を確実に中央にフィードバックし、目標達成の制度と速度をさらに高めていく仕組みを作ることが重要。
  • あらたな指標としての戦略は、現場から生まれることが多く、リーダーはその価値を見抜く必要がある。
  • 失敗するリーダーに共通するのは、周囲の意見や目の前の現実を否定し、自己の意見や思い込みに固執しすぎるため、愚かなリーダーは、「自分が認識できる限界」を、組織の限界にしてしまう。卓越したリーダーは、組織が持つ可能性を無限に押し広げ活用する。
  • 成果を獲得するための緊張感、使命感、危機感を維持できる「不均衡を生み出す」組織が生き残る。指揮をとる人間には「見たくない問題を解決する覚悟の強さ」が何より要求される。
  • 感想

    日本人が陥りやすい失敗について、史実を踏まえてわかりやすく書かれています。
    戦略は、追いかける指標。
    戦略の有効性が勝利を左右する。
    やみくもではなく、いかに理論的に戦略を構築することが鍵。

    過去の失敗をどう学んで次の勝利につなげるかということが非常にわかりやすく書かれています。
    初心者にも大変読みやすく、お勧めの1冊です。

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