EXCEL機能の範囲で十分! 統計学を活かせるようになる本「明日からつかえるシンプル統計学」

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明日からつかえるシンプル統計学 ~身近な事例でするする身につく最低限の知識とコツ (現場の統計学)

統計を「問題解決」に利用する

  • 最下位の5店舗を重点対象として、その店舗の販促活動の効果をしらべる。販促活動に使われている費用や人員と売上の関係がまったく見当たらなければ、その活動を続ける意味はない。つまり「販促のポイントがずれている」ことがわかる。
  • 「どこに(店舗)」「どういう(販促)」といった形で問題のポイントを絞り込めば、それに見合った対策を考えればよいことがわかる。
  • 例えば、「売上が伸びている他店の販促活動と比較する」ことで、売上改善の糸口が見えてくる。

統計を「企画・立案」に利用する

  • 新しい提案はいつも、「”根拠”は何か」を求められる

統計を「説得」に利用する

  • 説得の際に忘れてはいけないのは、データ(数字)のパワー
  • 数字そのものは、銃の弾にほかならない。しかし、それを効果的に撃つための道具や方法を知れば、とてつもない武器になる。

指標が招く落とし穴

  • 平均と聞くと「平均周辺に集中している(起こりやすい)」という錯覚を抱きがち。だが、それは必ずしも正しい認識ではない。
  • 平均はデータの「バラツキ」を全く考慮しない

 例:2008年のアフガニスタンの平均寿命:43.8歳。いかにも43.8歳前後の人間が最も多く死亡していそう。 →5歳までの死亡率を調べると、1000人中199人というデータが見つかった。つまり、約20%の人は5歳未満で亡くなっており、これが全体の平均寿命をの引き下げている

  • 最初の平均を見た時点で思考停止してしまい、ここまで意識が回らないまま判断してしまうケースも少なくない。

落とし穴に落ちないために

  • 中央値を利用する

 中央値とは「データを小さい順に並べたときに、ちょうど真ん中に来る値」
 中央値は、平均と違い個々のデータの大きさに関わらず、真ん中を取るため、極端な大きさのデータの影響を受けない
 Excelで中央値を計算するには「MEDIAN」

  • 標準偏差で数値化する
 EXCELで標準偏差を算出するには関数「STDEV」を使う
  • ヒストグラムで視覚化する
 EXCELでヒストグラムを描くには・・・割愛
  • 散布図で可視化する

数字の裏にある意味を考える

  • 同じデータで違う結論が出るときの2つの対処法

 →データの範囲を広げる
 →定性情報で補完する

  • 飛び抜けたデータの意味を考える 〜外れ値
 分析する側としては、”余計なゴミ”のように外れ値を取ってしまいたい衝動に駆られる。しかし、そのような時こそ慎重に対応しなければならない。その他のデータとは明らかに前提や条件が違う中で得られたものなのか否か
  • データの穴を勝手に埋めない 〜人は因果関係をつけたがる
  • データの範囲に注意する
 「何も考えずに入手できたデータをとりあえず全部使ってみる」というのは危険なこと
 ポイントは1段細かく検証し、1段戻してシンプルに全体を見せる

より効果的にデータとつきあうには

  • 全方位型分析:目の前のデータをとりあえず色々な分析手法で分析する
  • 仮説検証型分析:仮説を作り、その検証に必要なデータを集めて、最適な手法で分析する
  • 手許に十分なデータがない/手許のデータでは情報が得られなかったときは

 →「値」を「比率」になおしてみる
 →要素を分解して取り出してみる
 →データの範囲を変えてみる
 →定性情報を定量方法に変える

感想

知識として持っていても、なかなか使えなかった統計学を実際に活かせるようになりました。誰にでもピンとくる身近な例をExcel機能の範囲で統計学的にさばいていくので、業務分析や企画・提案などすぐに仕事に役立てるヒントが得られます。ぜひ手にとってみて下さい。

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