成功への道は一つではない!自分なりに「進化」せよ!

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進化

山本昌広と山崎武司。日本プロ野球界における投手と野手の現役最年長選手である。
二人はプロ30年目と27年目という息の長い選手だが、歩んできた道のりも性格も正反対だ。
中日一筋で30年やってきた山本昌。(背番号すら変わっていない)
監督と相性が悪かった故のトレードと二度の戦力外で名古屋、神戸、仙台と渡り歩いている山崎武司。
自分の感情を抑え、「真面目にやればいいことがある」と黙々と練習に励む山本昌。
すぐに感情を表に出し、努力は嫌い練習は嫌いと公言している山崎武司。
これだけ見ても、成功に向かう道は一つではないことが分かる。
この本は、そんな二人が、それぞれの野球観や人生観を語った本だ。

山本昌は、練習することは朝に歯を磨くようなものだという。
毎日同じ時間に球場に向かい、本来のメニューのほかにランニングやキャッチボール、自主メニューなどをこなす。
47歳となった昨年も365日中355日は練習をしていたそうだ。
逆に山崎武司は日々の練習は20~30分程度で切り上げる。
その代わり、シーズン前に1ヶ月間かけて、ランニングとウォーキングを主としたトレーニングで一年を乗り切るための体力づくりを徹底的にするらしい。
その後は、練習というより調整というのがふさわしい軽いメニューで身体を保たせるのだそうだ。

この2人にも共通点はある。
まずは、師と仰ぐ人の教えを素直に聞き入れていること。
山本昌の師のアイク生原は、中日に入団しても芽が出ずふてくされていた山本昌に献身的に野球の基礎を教え続け、そのことに感謝をしている山本昌は教えを今でも素直に守り続けることで一人前の投手となった。
一方、山崎武司の師はID野球の生みの親の野村克也だが、山崎が野村を慕うようになったきっかけは、野村からかけられた次の一言だ。
「お前は俺と同じで見た目が悪い。損しないよう普段からちゃんと行動した方がいい」
この遠慮も何もないストレートな一言に心を開き、素直に野村の教えを学んだ山崎武司は2007年には本塁打と打点の二冠を獲得するなど飛躍した。

そしてもう一つの共通点は、自分の信じる基本に忠実でいることである。
二人の基本への思いは正反対だ。
新しい方法はとりあえず試し常により良いものを探す山本昌と、馴染んだ方法を安易に変えない山崎武司。
しかし、山本昌にも絶対変えない核の部分があり、山崎武司もそれまでのやり方が合わなくなったと感じたら変更していく。
お互いその割合が違うだけで、頑固さも柔軟性も併せ持っているのだ。
そして2人とも声をそろえて言うのが、若いうちは基本中の基本を徹底的に練習しろ、ということだ。
自分ならではの方法は徹底的に練習しないと見つけ出せない。
一度見つけ出したら、そこからはそれに合った練習方法を自分なりに進化させればいいのだ。

感想

この本から分かることは、成功へたどり着く道は一つではないということだ。
巷にはいろいろな情報があり、情報の摂取過多で迷ってしまうことも多い。
しかしこの本を読むと、誰にでも当てはまる正解などなく、自分で試行錯誤して見つけ、見つけたらそれを信じるしかないということが分かる。
この本を読み、二人がどのような試行錯誤を経て今の彼らになったかを知ることで、自分の道の探し方が見えてきた。
そしてそこで見えてきた自分の道を信じようという覚悟が生まれたように思う。

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