技術、仕事の進め方というものには「絶対的な基本」がある。しかし、「絶対的な方法論」はない。落合博満の考え方

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采配

選手は育てるのではなく、自分で育つ

  • 私は「選手は育てるのではなく、自分で育つものだ」と繰り返し言っている
  • 基本を教えてくれたコーチや先輩はいるにせよ、自分自身が「この世界で一人前になってやる」という意識を強く持ち、できることを増やし、その質を高めていったからこそ、一人前になれる
  • そう考えると、「一流には自力でなれる」というよりも「自力があってこそ一流を目指せる」ということになる

勝負に絶対はない

  • ビジネスの世界でも、成果を上げやすくしていくためのマニュアルはある
  • しかし、「こうすれば絶対に勝てる」、「こうすれば絶対に売れる」という勝利の方程式はない
  • しかし、「勝負の方程式」を駆使して最善の策を講じていけば、仮に負けても次に勝つ道筋が見える

自分の置かれている立場を、自分自身で正当に自己評価する

  • 大切なのは、「自分の置かれている立場を、自分自身で正当に自己評価すること」である
  • 正当にというのは、自分と向き合い、冷静に組織の中における今の自分の立ち位置を見るということ
  • 「自分が監督やコーチだったら、今のオレはどう評価されるだろう」と客観視すること

選手とその家族の生活を守る

  • 企業経営者と話をしても、常に考えているのは「どうやって利益を上げようか」ではなく、「いかに社員とその家族の生活を守っていくか」である
  • その目的を達成するためなら、自分は嫌われたって恨まれたって構わない。それが監督を引き受けた時の覚悟であり、チームを指揮している間、第一に考えていたことである

「気持ちを切り替える」という意味

  • 気持ちを切り替える場面で本当にしなければならないのは、ミスの原因をしっかりと精査し、次に同じような場面に出くわしたらどうするのか、その答えを弾き出してから次へ進むことである

時間制限を設けない

  • 首脳陣側で「~時までな」と時間を決めてしまうと、どうしても「その時間をやりすごそう」という感覚が生まれてくる
  • 監督やコーチが時間制限を設けなければ、選手は自分が納得するまでやり遂げる
  • こういう気持ちで練習に取り組むことが、自己成長を促し「自分の野球人生に自分で責任を持つ」という考え方を育む

首脳陣は選手に配慮する

「自分から練習に打ち込んでいる間は、オーバーワークだと感じても絶対にストップをかけるな」

※落合監督がコーチに指示していた言葉

  • 指導者は、選手に対して絶対に気を遣ってはいけない
  • その代わり、全身全霊で練習に打ち込む選手に配慮してやることが必要

「どんなに遅くなっても、練習している選手より先に帰るなよ。最後まで選手を見ていてやれよ」

※落合監督がコーチに指示していた言葉

バックアップ体制を整える

  • どんな仕事でも、目立つ成果を求めるのなら、それに見合ったバックアップが必要
  • 私が監督としてある程度の成果を上げられたのも、球団オーナーから監督就任の要請を頂き、現場の要望を十分に受け入れてもらったからである
  • もし、「日本一になったら要望を聞いてやろう」と言われていたら、いつまで経っても優勝できなかったかもしれない
  • 反対に、バックアップもするが口を挟むという感じで現場に介入されていたら、それも思い描いた成果にはつながらなかった

落合博満氏

  • 選手として史上初の三冠王を3度達成、未だ記録は塗り替えられていない
  • 監督としてチームを53年ぶりに日本一に導き、2004年の就任以来8年間で2回に1回はチームが優勝、2011年は史上初の2年連続リーグ優勝を果たすなど、選手として、そして監督として脅威の数字を残した
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