視聴率はどうやって決まるのか? 視聴率調査の仕組みとは

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視聴率の正しい使い方

視聴率調査の仕組み

ビデオリサーチの関東地区を例に、視聴率調査がどのように行われ、どう視聴率としてまとめられていくのか。視聴率調査の仕組みを説明します。

1. 視聴率調査地域の決定

調査地域をどの範囲にするかは、重大な問題である。というのも、最近ではこうしたことはなくなったが、往時は電波の届きやすいところと、そうでないところがあったため、例えば、ある放送局にとって、神奈川県寄りに調査地域を設定した方が有利であるが、別の局にとっては埼玉県寄りの方が有利であったりしたからである。また調査地域が一度決まってしまうと、よほどのことがなければ、それ以後は調査地域が変更されることは難しいため、調査地域をめぐる「綱引き」は、特にローカル地区調査の場合よく見られた。基本はあくまでも当該地域にある放送局が、過不足無く視聴できる範囲を調査地域とすることである。

関東地区の場合は、当該地域の放送局など大手の視聴率利用者との話し合いの末、ビデオリサーチ設立当初(1962年)は東京23区以内の246世帯で調査された。64年にはサンプル数を増やすことになり、調査地域も拡大された。このとき、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県、群馬県、茨城県、静岡県の一部(熱海市、伊東市)が調査地域に定められたが、それ以降、調査地域が変更されたことはない。

2. 視聴率調査の標本抽出

視聴率調査のサンプル世帯はどのようにして、選ばれるのだろうか?ビデオリサーチの調査サンプルになりたいといわれても、はい、お願いしますというわけにはいかない。そんなことをしていたら、調査に協力したいサンプルばかりとなって、得られる視聴率は「偏った」ものとなってしまうからである。

サンプルをどのように選ぶかは、調査結果を左右しかねないほど重要な仕事である。。関東地区の場合なら、関東地区の全1702万2000世帯(2005年の国勢調査の速報値を基に、ビデオリサーチが独自推定したテレビ所有世帯)が入った大きな鍋をよくかき混ぜ、サンプル世帯を無作為に選び出す。

偏りのない資料率調査サンプルにするために

(1)関東地区の調査地域に含まれるすべての国勢調査の調査区を行政単位別、調査区の順に並べる
(2)調査地域内の世帯数を合計し、総世帯数を求める
(3)総世帯数を調査サンプル数(600)で割り、抽出間隔を求める
(4)乱数表を用いて一番目のサンプルとなる世帯を決める
(5)一番目のサンプルとなった世帯に、(3)で求められた抽出間隔を順に加えて、調査地点の抽出番号を求める
(6)国勢調査の調査区一覧の世帯数を加算して、(5)で求めた抽出番号を含む調査区を選び出す
(7)(6)の調査区の地点地図を作成する
(8)(7)の地点地図に一定のルールで番号をつけ、抽出番号に該当した世帯をサンプルとする

感想

なんとなくテレビの視聴率を信じていたけれど、そもそも視聴率がもうオワコンで古いと改めて感じた。新しい時代に対応する日本になる必要がメディアにもある。

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