刺激の煩悩に振り回されない楽な生き方をするために知っておきたい仏道

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考えない練習

人間の三つの基本煩悩「怒り」と「欲」と「迷い」

この「飽き」のスピードが速い人と遅い人とがいます。「飽き」とは、仏道で言う「煩悩」と深く関わりを持っています。

ここで、煩悩とは何かを簡単に説明しておきましょう。私たちは常に、目や耳、鼻、舌、身体そして意識を通じて、さまざまな情報を受け取っています。そうした刺激に反応する、心の衝動エネルギーのうち、大きなものが「心の三つの毒」であるところの「欲」「怒り」「迷い」です。

まず、目で見え、耳に聞こえる情報に対して「もっとほしい、もっとほしい」と求める心の衝動エネルギーのことを「欲」と呼びます。誰かに心にもないお世辞を言われて、舞い上がってしまっている時、「もっとほしいッ、もっとほしいッ」とばかりに、引き寄せようとする欲の煩悩エネルギーが活性化しているのです。

反対に、入ってくる情報に対して「受け入れたくない、見たくない、聞きたくない」と反発する心の衝動エネルギーのことを「怒り」と呼びます。他人から嫌味を言われて不愉快になった時、「こんな音は聞きたくないッ」と不愉快な対象を押しのけて排除しようとする怒りの煩悩エネルギーが活性化しているのです。

この場合、一口に怒りといっても、日常でいう怒りよりもはるかに意味の広いものです。「やる気がしない」というネガティブな思考も、誰かを「妬む」のも、過去を「後悔する」のも、そして「寂しい」のも「緊張する」のも根はひとつ、怒りの煩悩エネルギーを燃料として生じている衝動です。少しでも反発の力が働いていたら、それは「怒り」です。こういった負の感情に流されるたびに、怒りの暗い煩悩エネルギーの総量が増幅され、ストレスの元になるばかりか、ネガティブ思考に陥りやすい人格が形成されることになります。

「目の前の現実はフツウすぎてツマラナイ、ネガティブな考えごとは刺激的」ということ。新たな刺激を心に与えるために、思考はネガティブな方向へと暴走してゆくようにプログラムされているのです。この「思考病」、思考という病にかかりながら、少しずつ知らず知らずのうちに「無知」になり、呆けていっているということ。それを知れば、おいそれと心の中で無駄なお喋りをぶつぶつ続けていられなくなることでしょう。

そして、先ほど出てまいりましたように、目の前のことに飽きて別の刺激を求めるようになる心の衝動エネルギーのことを「迷い」と呼びます。相手が話をしているのに「こんなつまらないものは無視してしまえッ」とばかりに心がうろうろとさまよい、逃避し、結局は耳に何も入ってこない状態になってしまうのです。迷いの煩悩、それは「無知」の煩悩とも申します。

感想

考えない練習は本当に読んでもらいたい本です。特に、仕事で悩んでいる人の心を楽にしてくれる一冊です。

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