”うごいたらまけ”競争の行方にハラハラドキドキ

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うごいちゃだめ!

あらすじ

ある日、あひるとがちょうが競争をしました。
速く泳ぐ競争はあひるの勝ち。
高く飛ぶ競争はがちょうの勝ち。
そこであひるはがちょうに提案をします。
 

『”うごいたらまけ”きょうそうをしましょうよ。うごいちゃだめなの。しゃべってもいけないの。はねいっぽんもぞもぞさせちゃだめ。これにかったほうが、ほんものの、ひとりきりのチャンピオンのなかのチャンピオン、ってのはどう?』
 

”うごいたらまけ”競争の間、はちがまとわりついたり、うさぎやカラスがいたずらをします。
でも、2匹は動きません。
そして、突風が吹いて飛ばされてしまったその時、キツネがやってきて2匹を見つけました。
”うごいたらまけ”競争のために、2匹は逃げることが出来ず、キツネにつかまってしまいます。
キツネは家に帰って早速2匹を料理するためにシチューを作り始めます。
シチューの味付けを済ませたキツネは振り返り、2匹を順に指さします。
 

『どちらにしようかな。おなかのいうとおり。がちょうかな。あひるかな。こっちだ!』
 

きつねはがちょうをなべのそばに運んでいきましたが、がちょうは動きません。
ああ、もし、がちょうさんがうごけないんだったら?こわくてうごけなくなってるんだとしたら?・・・・・・
 

きつねが無抵抗のがちょうを持ち上げたそのとき、
『ぐわあ~!あたしのともだちをりょうりしちゃだめ!』
あひるにかみつかれたキツネは森の奥へと逃げていきました。
 

”うごいたらまけ”競争に負けたあひるさんにがちょうは言います。
『ほんとにほんとのチャンピオンはきみじゃないかとおもうんだ』
 

”うごいたらまけ”競争を終えたあひるとがちょうは、きつねのつくったシチューをなべいっぱいごちそうになりました。
 

本の紹介(読み聞かせの視点から)

ゆっくり読むと13分くらいです。
子どもたちは次から次へとやってくるピンチにハラハラドキドキ。
子どもたちはきつねが登場した頃からさらにハラハラドキドキ。
きつねが『どちらにしようかな・・・』と言い始めたところで緊張感マックス。
あひるがきつねを撃退してようやくほっと胸をなでおろす。
子どもの集中力が途切れない素晴らしい本です。

感想

この本はすごいです。どんな子どもたちでも集中します。失敗することはありません。子どもたちが物語の最初にごそごそしていたとしても、後半ぴくりとも動かなくなります。そんな中、低い落ち着いた声で淡々とできるだけゆっくりと『どちらにしようかな・・・』と子どもたちを怖がらせるのはとても快感。集中している子どもたちを前に、私って読むのが上手♪って思っちゃいます。本当は私の力ではなく、本の力なんですけどね。

うごいちゃだめ!

うごいちゃだめ!

  • エリカシルヴァマン

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