直木賞受賞の短編集。「鍵のない夢を見る」の書評・感想

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鍵のない夢を見る

仁志野町の泥棒
ミチルは、母とバスツアーに参加。バスガイドは、小学校の同級生律子だった。律子は小3の二学期に引越しして来た。みんなのアイドル的な優美子とミチルの三人でよく遊んでいたが、ある事件をきっかけに疎遠になってしまう。彼女が、何度も引越しを繰り返しているのもその件に関連していた。
石蕗南地区の放火
短大をでた後なんとなく就職して、16年、36歳の笙子。不審火が実家の前で、起きる。あってはならない消防団の詰所で。仕事の関係で現場へ向かうとそこには、以前コンパで会い、一方的な好意を持たれてしまった消防団の大林にまたしても会ってしまう。
美弥谷団地の逃亡者
ご近所の出会い系サイトで出会った、陽次と美衣。陽次の過度の束縛とDVから決別する決意をするが・・・。
芹葉大学の夢と殺人
大きすぎる夢を叶えると頑なに信じる雄大。その夢がかなわないのは、周りのせいとも。そんな身勝手な彼に、どうしてもほっとけず惹かれてしまう、未玖。学生時代の2人はそれでもよかった。しかし、現実から目をそらし大人になりきれない男と現実を生きるようになった女。2人の行く末は?
君本家の誘拐
良江は、いつものように、ショッピングモールに行き、ウィンドウショッピングをしていた。ふっと横をみるとベビーカーがなかった。

感想

登場人物の女性はみな、悲しい。どの話も浮かばれない話ばかり。どこかに、転がったいそうな話で読んだあと、なんだかなぁって気持ちになることでしょう。たんなるミステリーではない、登場人物の心情描写自然で、自分が主人公の感情に寄り添ってしまう。

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