楽譜を読むチカラ、パラメータを聴こう

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楽譜を読むチカラ

演奏に必要なのは直感か頭脳か?

・良い演奏の仕方は言葉で学ぶか直感で学ぶかしかない
・作曲の背景、動機などの知識は絶対に必要
・知識をもつことで技術選択の幅が広がる

楽譜

・どうしてそこにその音符があるのか考える
・楽譜を正しく読んで色々な方法で解釈することで理想となる演奏が見えてくる
・自分の理解を演奏で語る

パラメータを聴こう

・ひとつの音楽作品はひとつの完結したまとまりなので統一感のある演奏をするべきだが、そのためには曲を5つのパラメータに分割して練習するのが有効である

リズム

・リズムは音楽全体の時間の流れを秩序づけるもので、この時間の流れは様々な相互作用によって生まれるがとりわけ言語的なリズムが重視される
・音楽の拍動は和声、強弱、リズムなどの緊張の変化により伸び縮みするし、プロでも機械的に均一に演奏しようとすると3%の誤差が生じることから数学的な均一性はあまりない
・音の緊張度の違いを感じ取り、必要な箇所でメトロノーム的に演奏することによって、音楽的にうまくつながる演奏ができる
・リズム構造をしっかり聴かせることが音楽を聴かせる上でとても重要であり、そのように演奏する力はかなりの時間をかけてメトロノームを使った練習をすることで涵養される

強弱法

・常に自分の意図した音量で演奏しなければならないが予想以上に難しい
・まずは強弱の微細な変化に気付くこと、常に変化を聴き取ること
・強弱の変化には単音での変化、フレーズ内の変化、装飾音による変化、和声による変化、構造による変化、言語的性格による変化、音響特性による変化があり、様々なレベルで考える必要がある

アーティキュレーション

・音をつなげるか切るかという議論だけでなくフレーズの立ち上がり(どの子音に近いか)、アクセント、休符、音の結合と分離、フレーズの最後などの要素があり、色々な問いかけをすることが重要
・正解はないが、選択をしっかり行うことが大切
・強くて柔らかいアクセントと弱くて硬いアクセントを区別する
・アクセントは急に音量を落とすことで明瞭に感じられる
・休符は音楽的な流れを際立たせるもの、円滑に演奏を行うためのもの、心理的な相互作用から生まれるものなど多様な効果を生む(13種類に分類されている)
・残響があること、音楽の論理的な流れが重要であることから、休符が音楽の流れを阻害するということを恐れなくてよい
・音をつなげるにも論理が必要で、つなげた際の和声、全体との関連などを考えるとよい

音色

・前述の3つほど役割は大きくないが、音色の変化は母音の違いのようなものである
・音色をイメージすることから始めると必要な音色の変化がつけられるようになる
・多くの楽器でヴィブラートとイントネーションによって音色が変化するので、これらをうまく表現の手段に出来ると演奏がより豊かになる

テンポ

・テンポの柔軟な変化を利用することで様々な効果を生む
・テンポをコントロールする能力は絶対に必要で、そこにテンポを一定にする技術も含まれる
・音楽のつなぎ目をうまく聴かせるにはテンポが重要

自分らしい演奏

・音楽のしくみを知る
・特徴をつけて弾く
・変化をつけて弾く
・ズレのある演奏をする
・演奏につながりを持たせる
・音楽をイメージする
・表現とコミュニケーション

楽譜を読むチカラ

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  • ゲルハルト・マンテル

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