「弱者救済」という信念を貫き通した英雄!カリブ海のドン・キホーテ「フィデル・カストロ伝」

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カリブ海のドン・キホーテ フィデル・カストロ伝

はじめに

キューバ?
カリブ海の共産主義の国だよね。

カストロ?
独裁者の人だよね。

という先入観を持っていましたが、

この本を読んでそれが偏見に満ちていたことがわかりました。

カストロは「弱者救済」という信念を貫き通した英雄だったのです。

カストロの思想

・他国に経済的に搾取されるのはいやだ

・若者には無償で教育を提供したい

・病院はタダ

・弱者切り捨ての市場原理主義とかダメだよ

・自分の国のことは自分たちで決めるべき(民族自決)

キューバ危機の経緯

カストロは、アメリカ資本の大規模農園を解放した。

アメリカは、既得権益を守ろうとキューバにいじわる(経済制裁)した。

キューバはソ連に助けをもとめた。

ソ連は援助と引き換えにキューバにミサイルを設置。

それがアメリカにばれてソ連とアメリカがもめる。

ケネディ大統領とフルシチョフ第一書記が仲直り。

弱者救済のために戦う

・無料教育で育てた教師・医師・技師をアフリカにボランティア派遣。

・各地の恵まれない子供をキューバに呼び寄せ、学校に行かせる。

・アメリカ傀儡政権に支配されそうだったアンゴラに無償で軍を派遣して、助ける。

・アメリカ派、ソ連派のどちらにも属さない、第三世界(ユーゴスラビア・中東・東南アジア・アフリカ)のリーダーに。

共産主義劣勢の中、共産主義にこだわる

・米レーガン大統領の国連決議を無視した攻撃・経済制裁

・1989年ゴルバチョフ書記長の「制限主権論撤廃」による東欧の民主化

・1991年ソ連崩壊、ソ連からの援助がなくなり経済的に孤立

・親ブッシュ大統領による「アメリカキューバ間貿易の完全停止」

ついに共産主義をあきらめる

・共産主義から社会民主主義へ

・ドルがキューバでも使えるようになる

・観光を自由化して外貨を得る

・医薬品の輸出

・経済危機の克服へ

まとめ

この本の内容は、現代版三国志だと言えます。

第三世界のリーダーとしてアメリカ・ソ連の2大勢力に立ち向かった点、昔からの仲間と助け合いながら理想を目指した点は、三国志でいう蜀の劉備と重なります。

「目標をしっかり定めてそれにつき進むリーダーはかっこいい」というのはいつの時代も共通なのだと再認識しました。

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