自己啓発のバイブル!アンドリュー・カーネギー「富の福音」

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富の福音

まえがき

 私たちは、自分の手に富を招き寄せるために、あるいはすでに招き寄せた富を、社会のためにもっとも有効に利用するには、いま何をしなければならないのだろうか?

 読者がこの本を手に取られて熟読されるなら、カーネギーが時代を超えて今もなお、私たちに語りかけている熱い情熱に気づかれるだろう。

「100年以上読み継がれている、資本主義を生き抜く人類のための、永遠のバイブル!」

 以下、印象に残ったものを一部抜粋

富はこうやって生かせ

 富める者が富をどの様に処分するかは大きく分けると次の3つがある。

1.富を遺族や子孫に残す
2.社会公共のために富を遺贈する
3.富の所有者が自分の生存中に自らの経験を生かして、公共のために運用する

 この内1と2は愚行である!

慈善行為について

・アメリカで慈善のために使われている1000ドルのうち、990ドルは誤った使い方をされている。

 貧しい人達に生活のための資金を毎月与えると…

→汗を流して働くことを好まなくなり、怠惰に時を過ごし、わずかな収入を生活のためではなく飲酒や賭博に消費し、ただ援助の学の少ないことに不平を述べたてたりするようになる。さらに周りの人にも悪習は伝染する。

 他人の援助を頼りにすることを恥としない人たちは、社会に甚だしく害毒を流す存在。

 「彼らを公共の施設に収容して衣食住を与えるのは慈善のためではない。真面目に働く貧しい人が、彼らのような悪習に染まらないようにするためである。」

富豪の責任

 「真の慈善」とは、自らを助けるために努力しているものに対して、その努力に応じた援助を行うことである。この原則を持たない慈善は、人々を不幸に導くだけの偽りの慈善なのである。

 富豪の援助が社会に最も役に立つ分野

・奨学金制度のように、人々が高いところにのぼる足場を作ること。
・無料で利用できる公共施設、たとえば図書館、公会堂、公園、美術館などを提供する
・教育分野、自然科学などで人類の発展に貢献する

富を持って死ぬものは不名誉である

・事業に成功して富を蓄積し、人生を全うしたとしても、蓄積した富を運用する責任を放棄して、その責任を第三者に押し付けてこの世を去るようでは、富の活用の責任を全うしたとは言えないし、富める者としての当然の義務を果たしたとは言えない。

 「富を持って死ぬものは、真に不名誉である」

富に対する誤解

・富豪の出現は社会に利益をもたらす

・巨大企業は規模の利益を生かし、量産品を安価に市民に提供し、雇用の絶対数を増やし、賃金を上げ、地域の発展に貢献する

→大型デパート出店に反対する人は本質が見えていない

・青年に富を譲ることは災いのもとである
「青年に富を残すことはほとんどの場合、その青年にとって不利であり、貧窮の中に努力をさせることこそ、成年の利益となる」

おわりに

本書の原著はその最初の刊行から、すでに一世紀がたっているが、今日、これを読んでみても、なおその内容は非常に新鮮である。

この本の最初にはカーネギーの実業家への道も載っていて、彼が決して恵まれた環境で育ったわけではなく、自分自身の力で未来を切り開いていったことが分かる。

そして、自分の人生をゼロから作れるという一種悟りにも似た様な感覚を得ることができるだろう。

著者

アンドリュー・カーネギー
1935年、スコットランド生まれ。1848年、家族と共にアメリカのピッツバーグに移住。12才から紡績工場を皮切りに懸命に働く。1862年、27才でキーストン・ブリッジ会社を設立。1881年、46歳でアメリカ最大の鉄鋼会社を設立、「鉄骨王」となる。
1891年、ニューヨーク市にカーネギーホールを寄贈したのをはじめ、教育振興財団、国際平和基金、カーネギー工業大学などを設立し社会に貢献した。1908年、雑誌記者として取材に訪れたナポレオン・ヒルに会い、成功哲学の体系化を依頼する。1919年、満84歳で死去。

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