読書から影響を受け、そして創作へ

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多読術 (ちくまプリマー新書)

 「棚から選書する方法」「読書する場所」「最初に読むべき頁」等々、松岡正剛の読書のコツを多岐に渡って紹介する本ですが、そこから読書の影響と創作についてまとめました。

読書から影響を受ける

読書は良し悪し別に、様々な影響を与える

  • 読書を神聖なものだとか、有意義なものだとか、特別なものだと思わないほうがいい。読書はもともと多様なものだ。だから、本は「薬」にもなるが「毒」にもなるし、毒にも薬にもならないことも少なくない。読書はつねにリスクを伴うと思った方がいい。

その影響もリスペクト無くしてあり得ない

  • 危険やリスクが伴うぶん深くなっていくわけです。けれども他方では、読書するにあたっては、書物に対してリスペクトを持つことも必要です。馬鹿にしてものごとを見たら、どんなものも『薬』にも『毒』にもならない。風景でも歴史でも、柔道でも野球でもポップスでとファッションでも、当初のリスペクトがないかぎり、最初からつまらないものにしか見えません。

色々な読み方をするべき

  • 平均的な読書を求めてもダメだということですよ。ゆっくり読んでもいいし、お茶漬けをかきこむように読んでも、何人かで感想を言いあうために読んだっていいんです。いや、むしろギアチェンジをしてでも、多様な読み方をするべきですよ。それには、自分が読むときの読中感覚をイメージできるようにすることです。

自分の思考を奪われるくらいがよい

  • これは、いわば「本に攫われたい」ということなんです。「異人さんに連れ去られたい」ということなんですよ。そういうことがないと、読書は平坦なものになりすぎる。このことはいくら強調しても強調しすぎることはありません。私たちは本に攫われていいんですよ。それでしばらく行方不明になってもいいんです。捜索依頼がでたら、本望です(笑)。

本は三冊の並びでつながっている

  • 本というものは、書店で本を見るときも、めぼしい本が目に入ったらその左右の一冊も見て計三冊にして、その「三冊の並び」を感じてみるといいというものです。

読書から創作へ

本の感想は、道中がくっついてくる

  • 読書にはその本のこととはべつに、いつ読んだか、どんな気分で、どんな感受性のときに読んだのかということが、密接にかかわっている。道中がくっついている。宿泊先の枕の感触もくっついている。読んだ本の感想を書くには、このことを無視できない。

「負」の部分とか「際(きわ)」の状態だと思われているところに、意味が創発してくる

  • それは、センシティブであるからこそ、それをバネにしていいと判断していて、「負の想像力」や「フラジャイルな観察力」というもので、ぼくの読み書き世界の最もきわどいところで、たえず革新的な力を発揮しているところですね。

知識の編集が力となる

  • 私たちが記憶やコミュニケーションや表現をすることができるのは、 記憶能力やコミュニケーション能力や表現能力にそれぞれよっていのるではなくて、それらを連結させている編集能力によっているというふうになっていくわけですね。これは、記憶力や表現力よりも、編集能力がいろいろな記憶や表現の基本力になっているだろうということです。

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