ビジネスマンとして必要な心構え 「入社1年目の教科書」

4135views折笠 隆折笠 隆

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入社1年目の教科書

概要

著者は現ライフネット生命保険 代表取締役副社長。
本書はおもに新社会人向けに、
ビジネスマンとして必要な心構えをまとめている。

まず実体験をもとに、守るべき3つの原則を列挙。

(1)頼まれたことは、必ずやりきる/信頼につながる
(2)50点で構わないから早く出せ/共同作業の基本
(3)つまらない仕事はない/考え方次第で、何事も成長の糧に

以上から派生した、具体的な行動項目が紹介される。

【信頼を得る】

遅刻はするな。あいさつはハキハキと。
メールは24時間以内に返信しよう。
新人時代は特に、印象をよくする行動を心がける。

メールは送りっぱなしにせず、追って電話もかけよう。
目的は「メールを送ること」ではなく
「相手に確実に伝えること」だから。

年上の人には無条件で敬意を払うこと。
嫌いな上司でも、いい所を見つけて好きになれ。
気持ちが伝わり、相手も自分を認めてくれるはず。

感動したことは、本人に素直に伝えよう。
たとえ上司の行動でも遠慮なく。
人間関係を円滑にするいい機会だ。

宴会の幹事に立候補しよう。
そして、宴会芸は死ぬ気で盛り上げろ。
人が嫌うものへの取り組み方が、信頼につながる。

敬語は外国語の勉強と思って、とにかく覚えろ。

【仕事の作法を知る】

仕事を自分1人で成し遂げようとするな。
質を上げるには、詳しい人をどんどん巻き込むこと。
仕事は総力戦なのだ。

アポを取りまくれ。理由は2つ。
期日を設定すればスピードを意識する。
また、多くの人に会うことで現場感覚を磨ける。

会議では「根回し」をしておくこと。
想定される反論を事前につぶしておけば
本題の議論に時間を割くことができる。

会議では何でもいいから発言しよう。
ベテランにはない、新鮮な発想で貢献せよ。

叱られたときは、ミスの再発防止策を考えてすぐ実行を。
人間性を否定されたと勘違いするな。

相手にメモを見せながら質問をしよう。
紙に書くことで、自分の頭にも残る。

【雑用でスキルアップする】

カバン持ちを買って出よ。
経営トップのビジネスマナーや視点が学べる。
仕事は盗むことでしか身につかない。

レポート作りを頼まれたときは、まず用途を聞け。
目的によってまとめ方が変わるはず。
工夫する余地=仕事の楽しみが生まれるのだ。

単純作業では、自分の中で目的を作ろう。
エクセルのデータ入力ひとつでも、
グラフの種類選びなど、いくらでも付加価値が付けられる。

頼まれなくても議事録を書いてみよう。
その際、時系列で書かないようにすると、
要約能力が自然と身につく。

【効率的に勉強する】

多読より、難解な書物を1冊じっくり読んでタフな脳を作れ。
脳に負荷をかけると「思考する筋力」がつく。

本を読み終わったら、短くてもいいから感想を書こう。
その本から自分が何を得たのかを確認できる。

セミナーに行くなら、勉強の「ペースメーカー」と割り切れ。
一過性の受講では、そもそも劇的な効果はない。

広汎な知識ではなく、実践に役立つ目的に絞り込んで学べ。
大学と違い、勉強は現場に直結しないと意味がない。

ビジネス英語は、とにかく読めるようにしておこう。
決まった表現が多いので、難しくないはず。

【情報収集の達人になる】

ブクマやファイリングをしただけで、
情報収集したと勘違いするな。
情報はアウトプットして初めて意味を持つ。

捨てるべき情報を見極める能力を磨こう。
情報の達人は収集能力ではなく、取捨選択がうまい。

新聞は必ず2紙以上読もう。
ネットと違い、自分が興味のない情報も目に入るはず。

情報収集は、参考文献をたどって「原典」に当たれ。
過去に情報をまとめた人のリストを使うと効率的だ。

【会社への「参加」を意識する】

自分の会社の財務諸表を読み込もう。
企業の全体像を知ることで、
自分の役割や貢献するポイントが見えてくる。

【生活習慣を整える】

睡眠はしっかり取れ。朝食はマスト。
ビジネスマンはアスリートでもある。
勝負時に最大限の力を出せるように。

【日常から学ぶ】

貯金をしよう。出費は年額に換算して検討せよ。
金銭リテラシーを身につけることができる。

上司をランチに誘え。同僚と飲みに行くな。
立場が違う人と接触すると刺激になる。

【補足:岩瀬流会社選びの基準 3原則】

何をやるかより誰とやるか、で選ぶ。
尊敬できる人、楽しさを共有できる人の存在は大きい。

大きい組織より小さい組織を選ぶ。
何でもこなさないといけないので経験が積めるし、
集団に埋もれてしまうこともない。

次世代に何かを残すことができる仕事を選ぶ。
生きた証を実感できるように。

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