理系≠科学。科学的とはどういう意味か

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科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)

はじめに

まず、理系≠科学であるということ。

「5メートルの津波に対し、5メートルの堤防があれば安全」なのか否かは、
理屈というか論理というか、自然界の法則をしっかりと理解していれば、
自ずと理解することができる。

震災後、ニュースに対して「どこから安全かはっきりしてくれ!」と
叫んだ記憶が一度でもある人には、オススメの一冊。

要点

著者は「ちまたに溢れる情報は、いわばドラマやストーリーである」とバッサリ切り捨てるが、そもそもニュースリリースは、ドラマやストーリーを意識しないと媒体掲載されにくいので、仕方がないのかもしれない。

個人レベルで「身を守る」ために、例えば「理系/文系」というカテゴライズのように「言葉」だけで理解せず、「本当にそうなのかな?」とよい意味で疑いを持ち続けることが大事。

メモ書き

読んでいて気になった箇所。
・「難しいことはいいから、結論だけ言って」という姿勢が、「言葉」だけですべてを処理してしまう傾向を助長する。
・事象の理屈を理解する苦労を避けてきた大人は、子供たちに「算数なんか社会に出てなんの役にも立たない」と言い切るようになる。
・不思議な現象として、超自然現象/怪奇現象(しかも科学的に否定済みのもの)を信じてしまうのは、若者に多いらしい。

抜き出したいところはもっとたくさんあるが、
興味を持ったら是非本書を買って読んでほしいですね。

雑感

小説でもエッセイでも言えることだが、森博嗣の著書はS&Mシリーズだけでなく、
色々読み込んでいるか否かで、大きく印象が変わる。

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