まずい文章を書かないコツのまとめ

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読ませる技術 (ちくま文庫)

 うまい文章を書く秘訣はないが、まずい文章を書かないコツはある。エッセイスト山口文憲が、文章講座の実体験をもとに説く、文章の書き方の本。そこから、興味を持った部分をまとめました。

書く前に考える事

うまく書けそうにないことは書かない

  • プロにも、得意な分野とそうでない分野が存在する
  • 素人は、まず得意なことを探してみよう

誰かが書くことはかかなくてよい

  • 凄い人の意見を口真似する必要はない(誰かが一度言った事を、もう二度言わなくて良い)
  • 常識をなぞるだけでは、読み手にとって読む価値を見出しにくい

オリジナリティに加え、相手に伝わる内容であること

  • そもそも、オリジナリティのあるネタなんてそうそうない
  • ネタでなく、切り口をオリジナリティのあるものとする

文章設計

最小構成を目指す

  • 文章を削る。特に導入部分は無駄が多い。
  • 字数と中身のバランスを考え、ネタを絞ることを意識する。

ピンホールカメラのように文章を書く

  • ネタは一つと断固として定める
  • まとまらない広範囲なネタより、小さいネタで、自分らしいディティールを狙う

文章は首尾一貫が基本

  • 入口と出口が同じ内容なら、とりあえず文章として形づく。

文章の入口

  • 必要最小限の説明で、本題に入るようにする。
  • バッサリと本題以外を捨てて、逆算して考えてみるのも手。

文章の出口

  • 落語のように綺麗に終わる

 ・「スーッと進んで、ストンと落とす」それから、お後がよろしいようでと
 ・香港映画の終わり方、敵を倒した瞬間に、「完」みたいな。

  • 大団円
 ・非日常から、日常に返して終わる。
  

話に変化をつける

基本

  • 話と話の間に距離があればあるほど面白い
  • 話と話の間に段差(手前が低く、向こうが高い)があればあるほど面白い。

距離と段差

  • 距離とは、話のロジックの変化で、先を予想させないこと
  • 段差とは、表現の描写をつけること。距離の後に、あっさりとした表現から、詳細な表現に変えるとか。

書く上でのチェックリスト

文章表現

  • 受身表現を使用しない
  • 対句表現を用いる。例としては、「××でもなければ、○○でもない」
  • 「でしかない」を「にすぎない」に変える。
  • 「帰ってこないうちに」などを、「帰ってくる前に」や「帰る前に」に変える。

論の述べ方

  • 論説を上げる時に、「自分は弱者だが、多数派」という形式の自己主張は、ズルい言い方。

終わらせ方

  • 俳句を終わりにつけること。「高校球児の夏は終わった。 夏草や 兵どもが 夢のあと」

卑下は使わない

  • 卑下は自慢よりも難しいため使わない方が無難。ネタに引いてしまったり、偽善に聞こえたりするため。

自慢の書き方

自慢する時には、正面を切って堂々とすること

  • あまり意識していないように書いたり、素直というかバカなんだねと思われるように書く。

悪い例、良い例

  • 悪い例:その姉妹とは、夏に別荘に行ったときによく遊んだ
  • 良い例:その姉妹とは、夏に別荘に行ったときに(悪いけど、うちは金持ちである)よく遊んだ
  • オマケの貧乏人の傷つくポイント。貧乏人というものは、別荘を自慢する人間には傷つきません。別荘が自慢のタネになるということを知らない人間に傷つくのです。

自己表現欲との付き合い方について

  • 文章で、自己表現したい思いに駆られたら、カラオケに行って、発散するのも手。それの方がお手ごろで、文章を書くという大変な作業をするよりも、いいこともある。
  • 感想

    P77のニュースの捕らえ方が面白い。

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