ハッカーから学ぶプロフェッショナルの姿勢

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ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

 異端者であるハッカーの視点によるソフトウェアをテーマにしたエッセイ集。この本では、ほぼ「ハッカー=クリエイター」であって、彼らの姿勢から、プロフェッショナルとしての姿勢が素晴らしかったので、まとめてみました。

ハッカーから学ぶプロフェッショナルの姿勢

① 考えることは、言わない限り自由である

  • 最も重要なことは、考えたいことを考えられるということであって、言いたいことを言えるということではない。考えたことを全部言わなくちゃならないと思っているなら、それは不適切な考えを抱くことをかえって邪魔してしまう。逆の方針を取ったほうがよいだろう。考えることと、話すことの間にはっきりとした線を引くんだ。頭の中ではすべて許される。私は自分の頭の中では、思いつく限り最もとんでもない考えを押しすすめるようにしている。でも、ちょうど秘密結社みたいに、その中で起きたことは外には漏らさない。

② 最適化を焦らず、容易に変化できる仕組みを作る

  • 今となっては誰もが早過ぎる最適化の危険を承知しているだろう。私は、同様に早過ぎる設計、つまりプログラムが何をすべきかを早く決め過ぎることにも気を付けるべきだと思う。正しい道具はこの危険を避けるのを助けてくれる。良いプログラミング言語は、油絵のように、変更を簡単にしてくれる。その点では動的な型付けのほうが有利だ。最初から特定のデータ表現にコミットする必要がないからだ。しかし、柔軟性について最も重要な点は、言語をなるべく抽象的にしておくことだ。プログラムが短ければ変更もしやすい。

③ 情熱がハイパフォーマンスを呼ぶ

  • 私は数人のスーパーハッカーを知っているので、彼らが共通に持っているものは何かを考えてみた。彼らを特徴づけている資質は、おそらく、プログラミングを本当に愛しているということだ。普通のプログラマは生活のためにコードを書く。素晴らしいハッカーにとっては、コード書きは楽しみのためにするもので、それに金を払ってくれるという人がいれば大いに喜ぶのだ。

④ 自分の仕事に興味を持て

  • 士気の問題は、低いレベルのユーザのために何かをデザインするのが難しいことのもうひとつの理由でもある。自分で気に入らない何かに対して興味を持ち続けるのはとても難しい。良いものを作りたいなら、いつも「うーむ、こいつは素晴らしいぞ」と思い続けていなくちゃ。「なんてひどいがらくただ。馬鹿どもは気に入るだろうがな」なんて考えるんじゃなくね。デザインは、人間のために何かを作るということだ。でもユーザだけが人間なんじゃない。デザイナーもまた、人間なのだ。

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