ビジネスマンのための「インプット」と「アットプット」の習慣を実践する読書術

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仕事ができる人の読書術--頭がいい、本の選び方・読み方・活かし方とは―― (KAWADE夢新書)

はじめに

ビジネスマンの読書は、好きな小説やエッセイを楽しむ趣味の読書と違い、「確かな知識」を「短時間」で「効率よく」身につける事が重要である。「本とのつき合い方」を知って本を読むのと、漫然と本を読むのとでは、その人の知識力・仕事力・人間力に歴然とした差が生まれる。
そのために、インプットの習慣とアウトプットの習慣を実践する必要がある。実践することで深い教養が身につき、ますます仕事力と人間力がアップすることとなるのだ。

インプットの習慣術

・制限時間を儲ける
必要な本を熟読するとき、じっくり時間をかけて読めば理解が深まると思いがちだが、実はそうではない。情報収集のために本を読むときは、ある程度のスピードで読んだほうが、理解も早くなるし、得るものも多くなる。時間が無制限にあると思うと、読む速度も集中力も落ちる。締め切りがない仕事だと、どうしても真剣みが薄れてダラダラしてしまうのと一緒だ。仕事の必要性からの読書なら、せいぜい3日、早ければ1日で読むべきである。

・速読ではなく“効読”のススメ
人は新聞を読むとき、速読をしていない。自分の関心のあるところは丁寧に読んで、関心のないところはとばすという読み方をしている。本全体をまんべんなく速く読むのではなく、ゆっくり読むところと、速く読むところの差をつけて読むと中身をより速く理解できる。それが、“効読”である。実際、読書慣れしている人は、読書のスピートを何段階か持っていて、本ごとに緩急をつけて読んでいる。自分にとって関係がない箇所にはエネルギーを費やさない。どこが自分に深く関係するのかをすばやく判断しなければならない。

・役立つ情報が頭に入ってくる読み方
自分なりの「キーワード」を設定して拾い読みすれば、本を読んでいるときに役立つ情報が目に飛び込んでくるようになる。自分が知りたい事柄が明確にわかっている場合は、その事柄に関連したキーワードを設定しておけばいい。反対に知りたい情報が本の内容そのものだという場合は、文章の中にある言葉に注目する。「この章では」「つまり」「重要」「大切」「ポイント」「結論」などの言葉を探してその前後を読むといい。

・拾い読みの効力
小説などと違い、仕事などで必要な専門書を読む場合は、必ずしも初めから終わりまで全部読む必要はない。目次から重要そうな部分を探し出し、そこだけ集中して読んで、ある程度の理解を得られれば、先へ進むといった方法が効率的である。

・本は線を引いてどんどん汚す
読書を知的生産の手段と考えるならば、本は汚しても構わないと割り切るべきである。赤鉛筆やボールペンで重要箇所に線を引き、あとで読み返してみるとその部分は前述したキーワードに相当している場合もあるし、線を引いた部分を読みすすめただけで、内容のエッセンスが理解できているはずだ。また、あとからまとめる作業が楽になり、読み返すときにも、そこだけ中心に読めばいいので、非常に効率的である。ビジネス書の場合は、固有名詞・動詞・数詞といった客観的な情報を中心に線を引いていくとよいだろう。

アウトプットの習慣術

・読書記録をつける
ボールペンを使ったりメモをとったりして、本の内容を理解したはずなのにいつのまにか忘れてしまう。そこで、もう一歩すすめて読書記録をつけることを勧める。読書記録とは、書き込みやメモとは違い、読んだ本を「要約」することある。

・読んだ本を要約する
要約とは文章を短くしたものではない。枝葉の情報を削って、本当に言いたいエッセンスだけを残した結果、文章が短くなったものである。やり方としては、
1.各段落には必ず1つ以上言いたいことがある。それが主題であり、その主題を見つける。
2.各段落の要約(主題文)を前から順に組み合わせていく。つながりが悪い場合は、必要に応じて主題分と主題分の間に接続語を補う。

以上である。要約しながら学んだことを再確認すると、自分の考えや感想も自然と思い浮かんできて、要約だけでなく自分の感想も記せるようになる。

・読書記録は誰かに伝えるように書く
読書記録をビジネスに役立てようと思ったら、まずアウトプットする相手を想定する。そして本を要約するとき、伝えたい事は何かを明確にする。
「本を読んだ」ということは、「要約が言える」ということなのだ。

感想

私はこれまで本を汚すことに抵抗を感じる人であり、要約することもなかった。本は読みっぱなしであったため、これまで十分に仕事に生かしてこれたか今にして思えば疑問である。今回初めて本を汚し、要約をしてみたが、読後の充実感はこれまで味わったことのないものであった。せっかくこのようなアウトプットの場も提供されているのだから利用しない手はない。しばらくはこのスタイルで読書を続けてみようかと思う。

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