池上彰が語る「日本が先送りにしてはいけない課題5選」

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先送りできない日本  ”第二の焼け跡”からの再出発 (角川oneテーマ21)

 震災を機に課題の先送りをすることが厳しくなり、行き詰まってきた日本社会が抱えている課題を、池上彰が問題定義をしている訳ですが、その内容から、5つピックアップしてみました。
 基本的な内容ですが、社会の大勢を知る事で、より深い知識を得るためのきっかけになると思います。

意識したいトピック5選

基本として押さえたい、日本におけるガラパゴス化現象の構造

 (1) 高度なニーズに基づいた製品・サービスの市場が日本国内に存在する
 (2) 一方、海外では、日本国内とは異なる品質や機能要求水準の低い市場が存在する
 (3) 日本国内の市場が高い要求に基づいた独自の進化をとげている間に、
    海外では要求水準の低いレベルで事実上の標準的な仕様が決まり、拡大発展していく
 (4) 気がついたときには、日本は世界の動き(世界標準)から大きく取り残されている

韓国のシンプルな手法

  • 韓国は、日本製品と言うお手本を徹底的に模倣し、ターゲット層のニーズをこれまた徹底的に調べ上げて、あなた好みのスパイスをまぶして魅力的に演出するのです。日本がジャパン・ブランドの人気に慢心している間に、韓国はマーケティングにいそしんでいた、その結果が今見えてきているということでしょう。

企業のトップも世界標準に!

  • それにしても、日本企業の出足の遅さは気になります。その原因は何なのでしょうか。まず、サラリーマン社長が多いのが理由のひとつと言われています。雇われ社長だと、トップダウンによるすばやい意志決定ができない。巨大な投資をして決算書の数字が悪くなるのを嫌う。まずは安全に国内で試してから海外に出ようとする。そうした決定力不足と過小投資のせいで、日本企業が海外での生産量や価格競争に負けるとい図式です。

政治報道か、政局報道か - そこで問われるのが、メディアの報道

  • メディアが、政治家や官僚を批判するのはたやすいこと。しかし、それが往々にして、批判のための批判になっています。批判するのはいいけれど、では、どのようにすべきなのか。それが見えないまま批判したところで、解決には結びつきません。実は、批判している記者自身が、どうすべきなのかわかっていないことが大半です。記者が勉強不足で全体を把握できないまま、個別の瑣末な出来事を批判する。よくある光景です。

激動する社会で、意識したい問題定義

  • 社会が大きく変化しているときには、何が正義なのか、それがわからなくなるときもあるでしょう。正解は、人によって違うはずです。しかし問題提起をすることに意味があります。自分の頭で問題を咀嚼し、足りないパズルのピースを探す過程で、いろんな立場の人の、いろんな意見と出合います。そのことが大事なのです。そして、確信は得られないとしても、そのときの自分なりの答えを出してみることが大事なのだと思います。

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