ウェブのすごさは、それが発明だけでなく生産の手段をも民主化したことだ。
著書は「もの作り」の話しである。
インターネットによって変わってしまったもの作りの世界といった内容。
もの作りがデジタルに移行することにより、モノはスクリーン上でデザインされ、デジタルファイルとしてオンライン上でシェアされる。過去のように特権層のみが生産手段を保持しもの作りの担い手になるのではなく、デジタルによってすべての人がMAKERになりうることができる。
そこで紹介されるのが3Dプリンタ、レーザーカッターなどだ。
もの作りのハードルはますます下がっている。
資金面では、何千というメイカーたちは、キックスターター(kickstarter)をはじめとする「クラウドファンディング」サイトと通して、プロジェクトの資金を調達している。コスト面では、リアルなもの作りのプロセスが、デジタルな創作のプロセスに似てきたのだ。有能な少数の人々がインターネット接続とアイデアだけで世界を変えるというイメージは、製造業にも当てはまるようになってきた。
時代はもの作りの時代である。
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