野村克也流!監督をする上での5原則

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野村ノート (小学館文庫)

▼「おかげさまで」

 夏がくると冬がいいという、冬になると夏がいいという
 太ると痩せたいという、やせると太りたいという
 忙しいと閑になりたいという、閑になると忙しい方がいいという
 自分に都合のいい人は善い人だと誉め、自分に都合が悪くなると悪い人だと貶す
 借りた傘も雨があがれば邪魔になる
 金を持てば古びた女房が邪魔になる、所帯を持てば親さえも邪魔になる
 衣食住は昔に比べりゃ天国だが、上を見て不平不満に明け暮れ、隣を見ては愚痴ばかり
 どうして自分を見つめないか、静かに考えてみるがいい
 いったい自分とは何なのか
 親のおかげ、先生のおかげ、世間様のおかげの塊が自分ではないのか
 つまらぬ自我妄室執を捨てて、得手勝手を慎んだら世の中はきっと明るくなるだろう
 おれがおれがを捨てて、おかげさまでおかげさまでと暮らしたい

▼監督をする上での5原則

①「人生」と「仕事」は常に連動しているということを自覚せよ

仕事を通じて人間形成、人格形成をしていくということ

②人生論が確立されていないかぎりいい仕事はできないということを肝に銘じておくこと。

人間はなぜ生まれてくるか。それは「生きるため」と「存在するため」である。すなわち価値観と存在感である。
その人の価値や存在感は他人が決めるものだ。従って、他人の評価こそが正しいということになる。
”評価に始まって評価に終わる”といわれる所以。

③野球をやるうえで重要なのは3つ

「目」(目のつけどころが大事だ)
「頭」(考えろ、工夫しろ)
「感性」(感じる力を養え。それには負けじ魂や貪欲な向上心やハングリー精神がポイントとなる)

④技術的能力の発揮には次の3点が重要

「コツ」  (投げる、打つ、守る、走るときのコツ(感覚)を覚える)、
「ツボ」  (相手チームの得意な形、相手バッテリーの排球の傾向、マークする選手、打席でのマークする球種、相手打者の攻略法、クセ探しなどのツボを押さえておくこと)、
「注意点」 (相手のなかでマークする選手、投手は相手の得意なコースや球種は絶対に投げない、理想のフォームを崩さないための"意識付け”をしておくこと。性格面もそうであるように無意識だとどうしても欠点がでてしまう)

⑤無形の力をつけよ。

技量だけでは勝てない。形に出ない力を身につけることは極めて重要である。
情報収集力と活用、観察力、分析力、判断力、決断力、先見力、ひらめき、鋭い勘などなどである。

▼戦いには4つの要素がある

「戦力」「士気」「変化」「心理」。その中でも「士気」、すなわちムードは非常に大事である
戦いは、「試合」だと強い方が勝つが、「勝負」だとギャンブル性ゆえに弱者でも勝てる要素がある

▼人生という文字から4つの言葉を連想する

「人として生まれる」(運命)
「人として生きる」(責任と使命)
「人を生かす」(仕事、チーム力)
「人を生む」(繁栄、育成、継続)

▼決断と判断

「決断」とは賭けである。覚悟に勝る決断なし。
一方、「判断」とは頭でやるもの。知識量や修羅場の経験がものをいう。
判断に求められるのは判断するにあたっての基準、根拠があるかどうかである

▼監督は「気づかせ屋」でなくてはならない

・無知であることを自覚させ、無知は恥じなのだと気づかせなくてはならない。
・さらに、何が正しくて何が間違っているか、間違いに気づかせて正していく。

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