「マネー・ボール」グッと来たセンテンス(名言)まとめ

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マネー・ボール (RHブックス・プラス)

・わたしのチームづくりの基本精神は、わたし自身の性格とは逆だ。だから日々、心のなかに葛藤がある。
・なんなら、平均よりちょっと上の実力を持つ投手にクローザーをまかせ、セーブポイントをたっぷり稼がせて、高く売り払うことだってできる。株を買ったあと、偽情報で相場を吊り上げて売却し、たんまり利ざやを稼ぐ、というのと実質的には同じ構図だ。ビリー・ビーンはこの手を2回使った。
・ゴリアテを応援する人間は、つねに勝利を期待する。ダビデを応援する人間は──これと言って期待していないので──何かにつけて興奮する。
・チームがプレーオフで勝てなくても、ビリー・ビーンは意外に冷静だった。第2戦の開始前、どうしてそんなに超然としていられるのか──例の白い小型機器を持って駐車場を歩き回ったりしないのか──とたずねたところ、こんな返事が返ってきた。「わたしのやりかたはプレーオフには通用しない。わたしの任務は、チームをプレーオフまで連れてくることなんだ。そのあとどうなるかは、たんなる運だ。
・アスレチックスのフロントにはアメリカのありとあらゆる業界やスポーツ団体から連絡が入った。NHL、NFL、そしてNBAのチーム。さらにウォール・ストリートの会社。フォーチュン500に登場するトップ企業。ハリウッドのスタジオ。大学や高校の野球プログラム。ありとあらゆる分野からだ。
・アスレチックスのフロント内でやっている実験は、自分のビジネスにとって学ぶことが多いという電話があった(それがなんだかきかないでくれたまえ)。アメリカのいたるところ、似たように非効率な状況があり、それをなんとかしなければいけないと躍起になっている人たちがいるようだった──そしてアスレチックスのやったことが、そういった人々の琴線に触れたのだ。学ぶことなど何もないと、最も強く確信を持っていたのは、ひとりメジャーリーグの球団だけだった。
・ここに本当の喜びがある──それは小さなダビデが巨人ゴリアテをやっつけるのを見るというのではなく、ゴリアテ的な、力に任せて無理を押し通すようなやりかたに投資をしてきた人たちが、ダビデの間近になった勝利に対して準備しようとしているのを見ている喜びだ。過去3年、アスレチックスがプレーオフで跳ねとばされたあと、口さがない人たちが声を張り上げてきた。

感想

統計学を大リーグに持ち込んだビリー・ビーンGM率いるオークランド・アスレチックスの物語。当時、アスレチックスは年俸総額がニューヨーク・ヤンキースの3分の1程度だったにも関わらず、全球団で最高の勝率を記録した。
業界の古い考え方をぶち壊しながら、結果を積み上げていく様や、ドラフトやトレードでの駆け引きは痛快で興奮した。ビリー・ビーンの自分の信念を貫きながら、球団経営していくさまはビジネスにも通ずる。
統計学が、どんな権威やロジックも吹き飛ばして正解を導き出すんだということが実感できる。Googleのチーフエコノミストも「今後 10 年間で最もセクシーな仕事は統計学者である」と言っている。統計学の重要性とパワーを実感できる一冊。是非!

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