IQ・EQに次いでこれからのビジネスマンに求められる第3の能力BQ

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BQ〜次代を生き抜く新しい能力〜

この本の主張を一言で表すと

これからの時代で必要になってくる指標はBQという指標であり、IQ(知識・論理思考)、EQ(対人能力)、SQ(感性)の掛け算である。

概要

ホワイトカラーはもはや過去の産物として、頭や人柄だけでは生きていけないと断定し、これからの社会は「知的感性社会」であり、IQ(知識・論理思考)、EQ(対人能力)以上にSQ(感性)が大事であるということを説明

個人的なポイント

■一流大学を出て、上司に気に入られて出世して行く方法はもう通用しない
 →市場が成長期なら問題ないが、シュリンクしている市場では通用しない。すでに結果を出した人間だけが評価される仕組みに移行している

■社会は「工業化社会」→「情報知識社会」→「知的感性社会」という変化をている

■知性を磨くことも人間性を磨くことも大事だが、それ以上に感性を磨くことが大事

■松下幸之助や本田宗一郎は過去の経済成長期にはうってつけの経営者だった 
 →合理化が求められる多産多消の時代にはIQ高く、リーダーシップを巻き込むEQがあった
 →今の時代はサイバーエージェントの藤田晋のようなSQとともにBQの高い経営者を模倣すべき

■各能力の定義
 ・IQ=「知識」「論理亭思考力」 → ビジネスの基礎能力
  →合理化が必要な大量生産大量消費の時代には重宝された
 ・EQ=「対人関係能力」 → 出世するために必要な能力
  →市場が拡大しているときは調整役として重宝された
 ・SQ=「感性」 → これからの時代に求められる能力

■BQ各項目の掛け算である

■お金をかけて売り上げを伸ばすことは誰でもできる。しかし、安易にお金に頼っていると、お金がつ来た時に何もできなくなる

■どこかに遊びに行って「楽しかったね」だけで終わる人は見込みがない。楽しい思い出と一緒に何かしらのビジネスのタネを持ち帰ってくるかどうかが大事

■大事なのは仕事から離れたところでいかに貪欲に楽しめるか

■ドラッカーはマネジメントを「教養」として位置づけた 
 →心理学、哲学、倫理学、経済学、歴史、自然科学、社会科学、人文科学の幅広い知識と洞察を必要とする 
 →一生学び続けることが大事

■ここ10年間での個人消費トレンド 「衣食住」 → 「遊休知」 へ
 →いかに感性を刺激できるかが大事

■市場の二極化 総中流社会から下記2つへ
 →ラグジュアリー市場(セレクトショップ)
 →最低限ニーズ市場(ファストファッション)

■リーダーシップの6つのタイプ
 ・ビジョン型
 ・コーチ型
 ・リレーション型
 ・パートナー型
 ・ペースセッター型
 ・パワー型
 →状況によって使い分ける柔軟性が大事

感想

具体的なSQ(感性)の磨き方に対する方法論が少ないために、具体的な行動に落とし込みづらい点はあるが、新しい能力としてBQとSQを言語化し、定義づけている点で著者のIQの高さを伺える内容でした。個人的には最近仕事をしていて、「IQとEQだけでは仕事が成功するとは限らない」とは考えていたものの、では何が必要なのか?という点でうまく言語化できなかったので参考になりました。
ただし、著者の成功体験は1990年代の日本(まだ社会全体が過去の働き方を推奨していた時代)からしたら画期的だったし、かつ時代の流れとして非常に改革しやすいポイントがいくつもあったからこそ、差別化できて成功を収めることができたのだろうなとは思いました。

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