個人のグローバル化の時代!パーソナル・グローバリゼーション

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パーソナル・グローバリゼーション―世界と働くために知っておきたい毎日の習慣と5つのツール

概要

ビジネスのグローバル化が叫ばれて早数十年。日本企業の多くが世界市場で大きな活躍をする中、日本国内を見てみると、国内の労働市場におけるグローバル化はここ数年において特に強まってきてます。本書は、そんなグローバルな競争にさらされつつあるビジネスの現場において、個人のグローバル化をいかにはかっていくか、その必要性とその方法が紹介されています。

パーソナルグローバリゼーションとは

本書では、個人のグローバル化をパーソナルグローバリゼーションとして、まず始めにその必要性が説明されています。グローバル化により、あなたの行っている仕事を、海外の誰かが、より安い給与で出来てしまう時代がすぐそこまで来ています。そうなった時、果たして雇われるのはどちらか。ただでさえ、労働市場が悪化している中、中途はもちろん、新卒採用の現場でさえも、海外留学生による淘汰が始まっています。安い給与というだけでなく、よりハングリー精神を持ち、向上心の高いライバルが台頭してきているのです。エンプロイアビリティ「自分の雇用さえ得る能力」を考えた時、日本人のように高い給与で、そこそこの成果しか出せない人間は、雇ってもらえないのです。

海外で働く事がなくても、「海外と働く」事が必要な状況になりつつある中、パーソナルグローバリゼーションはいずれのビジネスパーソンにとっても対応が求められています。では、グローバルで活躍するために必要な資質とは何か。

パーソナルグローバリゼーションに求められる5つの資質

本書では、マインドセット、心構えとして「ビジョナリーシンキング」と「セルフエンパワーメント」を、スキルセットとして「コミュニケーション」「ダイバーシティ」「グローバルイングリッシュ」の3つをあげています。

パーソナルグローバリゼーションに求められる2つのマインドセット

「ビジョナリーシンキング」とは構想する力。短期的・近視眼的な視野ではなく、長期的・大局的な視点で、先を見据え、会社や自身の進むべき方向を指し示す力。壮大な夢を持ち、それを具体的に構想することで、夢が現実となります。

そして、その構想の実現のために、自らを奮い立たせるための力が「セルフエンパワーメント」。しっかりとした自己理解に基づき、自身の強み弱みを踏まる。また、自身の強い想いをいかに周りに伝え、協力を得ていくのかという事も必要になってきます。主体性を持ちながらも、相手とのWin-Winの関係を意識する等が求められます。

パーソナルグローバリゼーションに求められる3つのスキルセット

スキルセットの一つ目である「コミュニケーション」とは、異文化・異なる価値観の人間と関わりあう上で必要な説明責任を果たすために求められる能力。論理的かつ明快なコミュニケーションが求められます。

「ダイバーシティ」とは多様性のこと。様々な文化・価値観の人々と働く上で、互いの文化や思考の背景を理解し、かつ活かす事が必要です。

「グローバルイングリッシュ」。グローバルなビジネス現場では当然英語でのコミュニケーションが求められます。しかし、英語を母国語としない日本人にとって、ネイティブのように英語を話す事は到底困難です。ただ、英語は既に世界公用語であり、ネイティブ以外の人間が話す割合の方が多くなっています。個人のグローバリゼーションを目指す上では、決してネイティブのように話す事を目標とするのではなく、伝わることを目標とし、正確さより流暢さが重視されます。

パーソナルグローバリゼーションの本質とは

個人のグローバル化というと、すぐに英語やロジカルシンキングやマーケティング・アカウンティングなどのスキルセットに目が向かいがちですが、本書では、その土台となるマインドセットの部分に重きを置いており、表面上のグローバル化ではない、より本質的な部分をついているのではないかと思います。

20代、30代で、これからグローバルなビジネスの世界で活躍をしたいという積極的な方はもちろん、グローバル化に対応しなければ危ないのではないかと危機感を抱いている方々にとっても、本書は参考になるのではないでしょうか。

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