日本タイトルと装丁は正直いまいち!でも珠玉の推理小説です!象牙の塔の殺人の感想

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象牙の塔の殺人 (創元推理文庫)
感想

大学内で起こった殺人を解き明かしていくわけなんですが、
ンまぁ~ロジックの美しいこと。

被害者は化学科の学生で、第一発見者は担当教官であり語り部のブレイド。
家庭問題を抱えていたり、どこか自信ななさげだったりで頼りない彼が、
地道な思索を積み重ねて無駄のない論理をくみ上げていく様は
ミステリファンにはたまらないと思います。

作者のアジモフ先生が化学の博士号を持っているだけあり、
様々な日常の中で、科学者がどんな珍奇なことを大真面目に考えているのかも
細かく描写されていて、ニヤリとしますよ。

しかも、そういう物思いの描写に使われる発想までかなりユニーク。
がっつり身が詰まっていて、本筋に関係ないところでもかなり楽しめます。

また、探偵役の語り部の他に、
見た目はだらしないけど超切れ者の刑事が登場します。

犯人を追いつめるクライマックスで、
ブレイドとこの刑事が繰り広げる知的な
コンビネーションは鳥肌なしには読めません。



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