現代の医師に要求されるメディカルマーケティングとは

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メディカルマーケティング  選ばれる医療機関になるために

現代の医師に要求されるもの

・医療行為は、不特定多数の人に利益をもたらし、同時に公益性を持つ。

・現代の医師に要求されるのは、診察に来た患者が、どんな思いで自分の診察室まで足を運び、どんなことを望んでいるのか、という想像力である。

・患者が医師に求めているのは、薬の処方箋ではなく、自分が抱える健康上の問題について医師に相談し、解決に結び付く助言をもらうことである。

不測の事態に備える

・「需要の不確実性」に備えて準備をする。

・「需要の不確実性」とは、いつ病気になるのか、どんな病気になるのか、どれほど重い症状になるのか、費用がどれだけかかるのかなどを、消費者が事前に予測できないことを指す。通常のモノやサービスを買う場合には、いつ、何を、どの程度の予算で買うかを事前に考えられるが、医療ではそれができない。

・日常の買い物や食事で、値段、機能、デザイン、味などが分からないまま、吟味することもできないまま、売り手の言いなりのサービスを受け、それにお金を支払う人はまずいない。これがまかり通るのが医療である。

・患者の不満、不信の根になっている。情報の非対称性は、医療が抱えるミクロ、マクロのさまざまな問題の原点といえる。

患者の義務

・「患者の義務」を果たす。

・「患者の義務」とは、自分の健康に関する情報をすべて正確に伝える、納得して医療を受けるために、理解できるまで説明を受け、質問する、他の患者に迷惑をかけない、医療業務に支障を与えない、医療費をきちんと支払う、といったことである。

今後の課題「情報の非対称性の緩和」

・「情報の非対称性」とは、取引における買い手(患者)と売り手(医師)の当事者同士が保有する情報に差があることを指す。

・最大の課題は、「情報の非対称性の緩和」である。医師が持つ情報を患者に正確に伝える努力を日々行う必要がある。これによって、患者の不満を解消し、信頼を少しずつ獲得できれば、患者満足度が向上できる。

メディカル・マーケティング

・マーケティングが顧客満足度を重視するように、メディカルマーケティングは、「患者満足度」を重視する。

・患者は、自分が何をされるのか、何を必要としているのかが分からない。

・患者に対し、解決のためのすべての情報を握っている医師が、患者の理解度と満足度を計りながら、必要に応じて情報を分かりやすく伝える。

・こうして、情報の非対称性が緩和し、患者が自ら治療に参加することが、患者満足度の向上につながる。

・医療は経済学的立場から見ればサービスであり、医療にかかわる問題は、サービスの需要と供給を考えることで解決される。

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