なぜ男と女は騙し合うのか?進化からわかる人の性行動の秘密とは

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女と男のだましあい―ヒトの性行動の進化

嫉妬は生存と繁殖競争に適応するために生まれた

われわれの祖先が多くの「敵意に満ちた自然の力」と闘うのを助け、生存と繁殖に成功をおさめてきたさまざまな適応は、今日生きている現代人のなかにも存在している。適応はそれが有効だったがために何千世代も受け継がれてきた。もちろん完璧ではないが、われわれの祖先が生存と繁殖というあいる進化の迷路をすりぬけるのを助けてきたのだ。嫉妬は、この観点からいえば、未成熟のしるしではなく、われわれの祖先を助けてきたきわめて重要な情熱であり、現代においてもなお、繁殖を脅かす、現実の数知れぬ脅威に対抗するのに役立っている可能性がきわめて強い。

繁殖の危機対策

われわれはふつうこういった繁殖上の危機を意識しているわけではない。また、この危険な情熱が生まれる進化のメカニズムにたいてい気づいてはいない。「もし私の妻がほかの男とセックスしたら、私が遺伝学上の父親であることの確実性が危うくなり、私の遺伝子の複製が危機にさらされる。私は我慢がならない」などと、男は考えない。あるいは、彼のパートナーが避妊用のピルを飲んでいたとしても、「うん、ジョーンはピルを飲んでるから、彼女がほかの男とセックスしでもたいした問題ではない。おれが子供の父親であることはまちがいないんだから」などとはいわない。また、女のほうもこんなことは考えない。「デニスったら頭にきちゃうわ、あの女に夢中なんだから。あたしや子供たちから心が離れちゃうじゃないの。そうなれば、あたしの繁殖の成功も危なくなる」

そうではなく、われわれが甘いものを食べたがったり、仲間を求める欲求が無意識であるのと同じように、嫉妬も無意識の情熱なのだ。嫉妬は、明確に意識されることはないが、繁殖に成功した祖先から何百万年にもわたって受け継がれてきた心の知恵なのである。

浮気を発見すると浮気に過敏になる

浮気を発見したショックから、人は浮気のかすかなシグナルにも過敏になることがあるということである。浮気の目撃経験が、それが親のものにしろ、パートナーのものにしろ、この太古からの対抗手段のメカニズムを過剰に反応させているのだ。

感想

男女間の恋愛や性の問題を進化心理学を利用して説明しているので、すごく納得出来る。

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