ヤフートピックス編集員の頭の中

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ヤフー・トピックスの作り方 (光文社新書)

今の日本では「ヤフートピックスに取り上げられる」or「関連情報に取り上げられる」が最も効率の良いプロモーション。ヤフートピックス編集員の頭の中が覗ける本。

ヤフーニュースとは

PV: 45億
UU: 6970万
3500本/日以上のニュース配信
60本/日のトピックス

トピックス編集部の仕事

・世の中の関心が高そうな記事を選び、関連するホームページを探しリンクし、コンパクトな見出し
・社会的に重要な記事(新聞なら一面事、報道番組ならヘッドラインに取り上げられる記事)
・生活に潤いを与えてくれるような記事(芸能ニュース、新聞では取り上げない話題)
・数字では測れない「何か」の価値を見出すための編集

■注意
・トピックスを宣伝のために使ってはならない
・ニュースとプロモーションを一緒にして考えることは信用と価値を失う

見出しが13文字である理由

・ニュースの価値を一言で表現し、一目でわかる長さ
・余計な情報をそぎ落とす

■注意
・事実を伝える(コピーライティングではない)
・フォーカスを絞る(本文のフォーカスが絞れていないと見出しは書けない)
・修飾語は余分な脂肪
・連想させる言葉をいれて説明を省略

トピックスを編集する時に考えていること

・硬軟のバランス(国内/地域/海外/コンピュータ/さえんす/スポーツ/エンターテイメントの順)
・ニュース価値の高い順が必ずしも読みやすい順番ではない
・閲覧数では測れない価値を見出す
・「ニュースは真実を伝えるもの」

ニュースの劣化と原因

・ネット上のニュースサイトは広告収入に頼るためPV重視→記事が劣化(社会的責任/倫理観が消失)
・センセーショナルな記事や見出しの乱発(閲覧数の最大化)
・記事に費やす時間や労力の減少(コストカット)
・取材するだけ損(ネット上では他社のコンテンツを手軽に再利用できるため)

昔のニュースとの違い

・昔は「客観的な事実のみ」がニュースで、今は+「 論評が入っている」もの
・現在、ブログ上では多様なものの考え方や見方、論評に溢れている
・「手抜きコンテンツでビジネスを成立させているところ」と「取材や執筆依頼をしっかりしているところ」が共存
・まとめサイトの出現(同じトーンやテイストの記事が効率良くまとまっている)

ユーザー側に求められるもの

・ニュースの真偽を見分ける能力
・ニュースのパーソナライズ(上級者向け)

感想

結局のところ「商品に力がないとプロモーションしても意味が無い」といった部分や、「何のためにあるのか」といったものの方が後世に残る可能性があるというのには同感。無駄やインスタントな消費もいいけど、そればかりでは後先厳しいのは明らか。

「世の中を良くしたい」という情熱や信念に支えられている価値のあるものであれば報道機関の記者にも届き、トピックス編集部にも届く」というのに助けられました。

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