『受験戦士』達をテスト対決で倒す!とどろけ!一番 (上) 激闘!!試験裏技バトル編の書評・感想

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とどろけ!一番 (上) 激闘!!試験裏技バトル編

中学受験の名門「大日本進学塾」に入った轟一番が、次々現れるライバルの
『受験戦士』達をテスト対決で倒すという内容

本作の見所はリングにかけろで様式美を確立した『必殺技』

受験に必殺技?( ゚Д゚)ハァ?

そう思った方に説明すると、
当時コロコロでは「ゲームセンターあらし」という漫画が大人気で
横から見ると地味なゲームのプレイにアクロバティックな体勢から繰り出す必殺技という要素を取り入れました

これは大掛かりな必殺技と相手さえいれば
たとえ地味なゲームプレイでもバトル漫画に出来るという
「大変画期的な発明」でした

そこで本作はおよそ対決バトルには不向きな受験にさえも
この方法を使えば一流のバトル漫画に出来ると証明したのです。

…はい、大方の予想どうり

「この漫画 まともな勉強法などは一切登場しません」

ちなみに第一話では

生涯のライバルとなる受験生 常仁勝(つねにまさる)との対決
テストの点で勝負するのですがお互いに満点で決着がつきません

そこで提案されたのが
「主要五科目デスマッチ」

塾の先生が「いかん、それだけはいかん…あまりにも危険すぎる」
と怖れた恐ろしい対決方法

その内容は…

塾の創始者多田励無先生が
「トップは常に一人でなければならない」という考えから始めた
どちらか一方が破られるまで戦う恐ろしい試験

大体試験時間を一科目10分としても約一時間はかかり
ギャラリーはその間、ただじっと見てるだけという
観客的にも恐ろしい試験です

この地味な作業を二人とも満点で解き続けます

そうして試合テストも進むとだんだんと問題が難しくなってきます。
そんな問題を「両手で記入し設問と問題文を同時に読む」一番
これが本作の記念すべき一回目の必殺技「秘技、答案二枚返し」です

「こ、この技だと、どんな問題でも二分三十五秒早くできるといわれている」

こうして制限時間ギリギリにすべての回答を終える一番
常仁は時間切れで惜しくも敗れます

本作はこのように必殺技で相手に勝つという
強引なバトル漫画なのです

なおこの漫画、数話で最終目標の中学受験になります

普通のギャグマンガなら同じ学年を繰り返すという荒業が使えますが
こちらは進級を目標とした漫画
このままだと中学に入学して終了してしまいます

しかし受験をしないと受験漫画としては成り立たないというジレンマ

それを本作では画期的な方法で解決します

試験を受けた主人公の一番。

しかし結果はまさかの「不合格」
しかも彼の試験結果は満点のだったのです

成績トップだったのに入学できない。

そんなことがあるのでしょうか?

そんな疑問に何故か塾長が答えます
「重大なミスを君のお母さんがおかしていたのだ!」

そのミスとは?

「だって……だって おまえはまだ小学五年生なんだよ~~~~っ!」

お母さんが学年を一つまちがえていた
という強引過ぎる方法で連載を続けます

常識が通用しない怒涛の展開の受験漫画

空前絶後のギャグマンガを読みたい方におすすめです

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