はじめてのマンション大規模修繕の書評

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はじめてのマンション大規模修繕―「オープンブック方式」が常識を変える

マンション大規模修繕について、中間マージンが乗せられやすい責任施工方式や設計監理方式ではなく、オープンブック方式(利益・原価を開示させる代わり中間マージン排除を狙う)を適用することのメリットや手法について説明されている。

1章~3章は、マンションの維持管理についての基本知識や一般的なトピックの説明となっている。
章立ては他のマンション大規模修繕の書籍と大差はないが、本書は2012年3月刊行であり比較的新しいので、事例やデータが最新に近いものとなっている点は良い。

他書と違って大規模修繕に関係する法律的・手続き的な説明はあまりなく、大規模修繕に関係するステークホルダー(管理業者、建築設計事務所、建設会社)の利害構造や癒着によって管理組合や末端の専門工事業者・職人が中間搾取により不利益を被っている構造や事例の説明が多くを占めている。

第4章、第5章は、責任施工方式、設計監理方式、コンストラクションマネジメント方式と対比して、オープンブック方式(リノベーションマネジメント方式)がステークホルダーにとって有利な方式であることの説明がなされ、RM方式のさらにいくつかのパターン(準委任型A方式、請負型B方式、工事統括管理会社活用型C方式)と、それぞれのリスク・法的性質・メリットデメリットが説明されている。

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