経済古典は役に立つ?竹中平蔵が教える経済古典の読み方

1920viewsogata08ogata08

このエントリーをはてなブックマークに追加
経済古典は役に立つ (光文社新書)

経済古典の読み方

古典と言われる経済書も、その当時の現実問題を解決するために書かれている。
我々は経済古典から学ぶべきなのは思想ではなく、問題解決のスキルである。

古典とは、もともと経済思想がその著者の中にあって書かれたのではなく、問題解決の結果としてそれが経済思想になっている。

経済学のはじまり:資本主義の肯定

・アダム・スミス『国富論』1776年
自由な社会でも経済は均衡を保たれる(見えざる手)

資本主義への批判

・マルサス『人口論』1798年
資本主義の発展により人口は増えることで食料不足に陥る。

・リカード『経済学および課税の原理』1817年
資本主義で地主が唯一の受益者で、資本家や労働者は疲弊する。

・マルクス『共産党宣言』1848年、『資本論』1876年
労働者は資本家に搾取され、限界に達した時に革命が起こる。資本主義は崩壊し社会主義へ移行する。

大恐慌に対する処方箋

・ケインズ『一般理論』1936年
有効需要が不足して失業が発生している時「大きな政府」による財政政策(公共投資)と、金融政策(利子率低減による投資誘発)が必要。

不況に対するもうひとつの処方箋

・シュムペーター『経済発展の理論』1912年
不況なくして経済発展なし。経済発展の原動力はイノベーションにある。次第に資本主義は劣化し社会主義へ向かう。

ケインズへの批判

・ハイエク『隷属への道』1944年
大きな政府ではなく、自由市場と個人主義が適切。市場の失敗に比べて政府の失敗(社会主義や全体主義=集散主義)は大きな犠牲を生む。

・フリードマン『資本主義と自由』1962年
スタグフレーションに対して、ケインズ政策は効果がない。教育バウチャー、負の所得税など攻めの自由主義政策を提案した。

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く