DV暴力のサイクル

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ドメスティック・バイオレンス 新版―男性加害者の暴力克服の試み (岩波ブックレット)

ドメスティック・バイオレンスについて最初に抑えるべき入門書!

DV暴力のサイクル

「暴力のサイクル」は男性が主導で起こすだけではない。加害男性が虐待的関係をパートナーに強要することによって、パートナーはその中でも上手くやっていきたいと誠心誠意努力し、彼を何とかよい方向に変えたいと望んでいく。しかし、そう望むこと事態が、パートナー側も知らないうちに「暴力のサイクル」を維持するのに役立ってしまうのである。パートナーがDVを解決しようと努力することが、DVの固定化に役立ってしまうとは非常に恐ろしいことである。「暴力のサイクル」を停止するには、男性側にとって、これまで避けてきたために自明と思いこんできた価値観が揺るがされるような出来事が必要である。例えば、妻が去ること、妻が病気になること、障害が残るほどの大怪我となってしまうこと、弁護士を通じて妻から離婚の希望を伝えられること、子どもが病気や不登校状態になるなど、ショックにも相当するような出来事である。取り返しのつかないことになってしまったという絶望も感じる。そのような出来事が起こっても、自らの価値観にしがみついて変えようとしない男性の方が実際には多い。しかし、立ち直ろうという決意をもった男性は、必ずこのようなショックを経験している。ショックにより、これまでのパートナーや子どもとの歴史を根本から考え直すほど、正面から受け止めるかどうかにDVからの脱却の分岐点がある。

子供にも悪影響を与えるDV

常に目を背けていなければならない部分が家族にあり、いつ家族が壊れるかわからない危機感の中で子どもが生きるのは、当然害がある。子どもは、「自分は守られなくて当然な存在」「安心を受け取るに値しない存在」と認識するようになる。

感想

ページ数が少ないので読みやすいです。ドメスティック・バイオレンス入門書ってかんじです!

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