パワハラについて理解を深める本。職場で他人を傷つける人たちの書評・感想

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職場で他人を傷つける人たち (ベスト新書)

パワハラについて理解を深める一冊。パワハラに苦しむ人々もそうですが、自分がパワハラをしないためにも読んでおきたい本です。

第1章 パワハラで心が危ない

■日本には日本的パワハラが存在する。
厚生労働省に設置された「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」では、職場のパワハラが次の6つに分類された。
・暴行・障害
・脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言
・隔離・仲間外し・無視
・業務上明らかに不要なことや、遂行不可能なことの強制、仕事の妨害
・業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや、仕事を与えないこと
・私的なことに過度に立ち入ること

第2章 パワハラで会社が危ない

■パワハラは企業の士気を著しく低下させる

第3章 パワハラってなんですか

厚生労働省による職場のパワーハラスメントの概念

~職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働くものに対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与えるまたは職場環境を悪化させる行為~

第4章 パワハラで人生めっちゃくちゃ

第5章 日本の「徒弟制度」はパワハラの温床

第6章 日本の職場はパワハラ天国

第7章 パワハラ加害者にならないために

■パワハラについてやってはいけないことと、言ってはいけないこと
・人格を傷つけるような罵りや、暴力などはもちろんやってはいけないし、言ってはいけない。が、その程度は時代や社風、企業によっても変わってくる。ここからパワハラで、ここからが厳しい指導、など、一概には言えない。
・企業ぐるみで対処していくことが必要。

受け止められ方によるということは、自分が悪意を持っていないのにも関わらず、相手にパワハラと受け止められてしまう危険もあるということ。

第8章 パワハラ被害にあったら

■パワハラは仕方なくない。
・パワハラ被害にあったときの対処法を紹介

感想

言葉や行為の受け取り方は、時代や職場の雰囲気によって変わります。
さらに、それだけでなく、人間関係(親しいかどうかといった)にもよるので、一概にこれはパワハラ、と言えない部分が難しいですね。
また、業種によっても変わって来るので、画一的に決められるものでもないことがわかりました。

また、パワハラを受けた人は、「これが社風なんだ」と勘違いして、かつてそうされたように部下にしてしまう危険も孕んでいるようです。

パワハラと愛の鞭は別ですが、その線引きも難しいのかもしれません。

とにもかくにも、これを読むことで、時と場合によって、色々な捕らえ方があることもわかりました。
いじめ、鬱、といった職場での人間関係に悩む人は読んでみるといいかもしれません。

ただ、どこのページも同じことばかり言っている感があります。
著者がもういい歳だからか、または、繰り返すことで重要さを強調しているのかは、ちょっとわかりませんが。

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