リーンスタートアップの5原則
①アントレプレナー(起業家)はあらゆるところにいる
②起業とはマネジメントである
③検証による学び
④構築―計測―学習
⑤革新会計#第1部 ビジョン
第1章 スタート
サイクルタイム短縮
顧客洞察
検証による学び
フィードバックループ
構築 計測 学習
マネジメント
ビジョン
戦略方向転換
製品最適化
第2章 定義
アントレプレナー
起業に関わる人
スタートアップ
不確実状況で新製品を作る人的組織
第3章 学び
検証による学び
不確実な中で進捗を計る
価値
何が顧客に価値を生むかの学び
無駄
学びに繋がらない物
第4章 実験
価値仮説
製品が価値提供できるか
成長仮説
新規顧客が製品をどう捉えるか
実験
早期顧客発見
実用最小限の製品
4つの問い
消費者は
問題に気付いているか
解決できれば買うか
我々から買うか
我々は
解決策を用意できるか
第2部 舵取り
第5章 始動
立上時目標
仮説前提の戦略での早期検証
挑戦の要
事業計画の前提となる仮説
答えが得られない一連の問い
現地現物
問題本質を自ら現場で確認
必要な情報は外に
顧客 市場 サプライヤー チャネル
顧客の原型の作り方
どんな人か
どんな問題を抱えているか
第6章 構築・検証
MVP
顧客にアピールできる最低限の機能
それ以上は無駄
MVP作成時の問題
法的問題
競合への恐れ
ブランディングのリスク
意欲への影響
第7章 計測
スタートアップですべき事
現実の的確な計測
実験考察
理想の現実への近づけ方を学ぶ
革新会計
学びの中間目標
ベースライン設定
エンジン調整
方向転換か辛抱か
顧客フロー
一連の行動
生き残りの鍵
第8章 方向転換(あるいは辛抱)
方向転換
新規仮説(戦略 製品 成長エンジン)を検証できる構造へ
方向転換の型(抜粋)
ズームイン型
製品機能の一つを製品全体に
ズームアウト型
製品全体をより大きな製品の一つの機能に
第3部 スピードアップ
第9章 バッチサイズ
起業でのバッチサイズ縮小
短期で持続可能な事業構築を学べる
プルで仕事を進める
フィードバックループの逆順
学習 計測 構築
第10章 成長
持続的成長源泉
口コミ
製品利用の効果
優良広告
購入 利用のリピート
成長エンジン
粘着型
魅力的に製品改良し定着率増加
ウィルス型
口コミで認知拡散
支出型
顧客当たり売上増加
顧客獲得コスト低減
第11章 順応
順応性の高い組織
変化に合わせ過程 能力を自動調整
5回のなぜ
真因を見つけ正す
第12章 イノベーション
破壊的イノベーションの醸成方法
組織的特質
少ないが資源がある
事業を起す権限がある
成果に個人的利害がある
第13章 エピローグ 無駄にするな
システム優先の危険性
個人の順応性 創造性 知恵が利用できない
第14章 活動に参加しよう
本書では著者であるエリック・リース氏が起業で失敗を重ねる過程で得た「リーンスタートアップ」の考え方が公開されている
リーンスタートアップとは、仮説に基づいた実用最小限の製品(MVP)を直ぐに作り、実際に顧客に使って貰った実験結果から成長につながる価値を学ぶ(検証による学び)という一連の工程をくり返す「構築―計測―学習」のフィードバックループの取り組みであり、仮説に対して実験結果が違う場合、そのまま進むか方向転換(ピボット)するかを決定する
活動の指針や判断基準が曖昧になりがちな起業活動において、本書で公開されてる考え方は非常に参考となるものである
ビジネス構築の関連書「開発戦略は「意思決定」を遅らせろ」(http://bukupe.com/summary/5520)や「ビジネスモデルジェネレーション」(http://bukupe.com/summary/6718)と合わせて読む事をお勧めする