DV加害者がDVをやめるヒント

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脱暴力のプログラム―男のためのハンドブック

DV加害者がDVをやめるための指南書「脱暴力のプログラム」。

DVをやめるならお酒は禁止

暴力をふるう男性の圧倒的多数に飲酒や薬物使用の習慣があり、その2/3は、アルコールや薬物が影響している時に暴力をふるっているというデータがある。

嫉妬しやすい二つのタイプ

自己肯定感の弱い人
子ども時代に喪失を体験した人

暴力と嫉妬

自分の価値への確信がゆらぎ、見棄てられる不安のある男性はパートナーに暴力をふるっている時、嫉妬に大変苦しみます。嫉妬心は暴力と同様、相手を自分の望みどおりに動かす手段として使うことができます。

感情を言葉で伝えるコミュニケーションの意義

何かを「いつも〜する」、「絶対に〜しない」ということは、めったにありません。このような表現を使って人を批判すると、批判が攻撃となり、相手を追い詰めてまもりの態勢をとらせるだけです。

DVを直すために意識したいこと

男性はパートナーである女性の言動をコントロールしようとして暴力をふるう。

言い争いになるのは、一方が正しくてもう一方が間違っているからではありません。人は皆違うから。

多くの男性にみられる共通点は、感情を思考や観察と混同すること。

口論になると、男性は論理と理性の「言語」を使いますが、女性は、気持ちと感情の「言語」を使います。女性の感情表現は、男性自身気づいていなかった感情を直撃します。心が「かき乱される」のを感じた男性は、何が起きているのかがわからなくなり、パートナーに操られていると決めつけます。こういった欲求不満が暴力という形で爆発する可能性もあります。しかし、自分の感情に気がつくことで、何が起こっているのかを理解しやすくなるでしょう。そうすれば、男性も自分の気持ちを話せますし、欲求不満や操られているような感じが少なくなる。

タイムアウトをとる

怒りは、押さえこまれていると暴力という形で爆発します。怒りを感じ始めたら、その気持ちを、相手を威嚇することなく率直に表せばよい。

真の和解に必要なのは、男性がまず冷静になって、パートナーの女性をひとりの独立した人間として認め、コントロールを必要としない決断力をもった人間だという事実を受け入れることです。

一緒にいるのが楽で、長所も短所もみせられ、あるがままの自分を自然に出せる相手を探すほうがずっと大切です。新しいパートナーができたら、過去に暴力をふるったことについて、初めから率直に話すのが一番よいようです。タイムアウトをとる練習と、率直に伝えあうコミュニケーションの練習に励んでください。パートナーが新しくなっても、あなたはまだ暴力をふるうかもしれない危険な状態にあります。なぜなら、暴力をふるうのはあなたの行動パターンだからです。

新しいパートナーとつきあう前に、あなたが変えたいと思う自分の性格を三つ選んで話しあいましょう。

感想

DV本は被害者の立場からしか書かれていない本が多いが、DV加害者がどう立ち直るかについて書かれている本。DVは社会的問題なので、加害者がどう更生するかを知るために読みたい一冊です。

脱暴力のプログラム―男のためのハンドブック

脱暴力のプログラム―男のためのハンドブック

  • ダニエル・J.ソンキン,マイケルダーフィ

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