バッテリーの内容・感想

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バッテリー (角川文庫)

内容

 日が暮れて、夕闇にすっかりのまれてしまった白球を夢中で追いかけた…。

 将来なりたいものと問われれば、元気に「プロ野球の選手」と答えた。

 こんな少年時代を送った人は多いはずである。そして、あんなにも憧れていたのに、いつしか野球から離れていった人がほとんどだろう。でもこの本を読めば、野球だけではない、スポーツ選手に一度でも憧れたすべての人が、熱い思いと悩みを抱えたあのころにタイムスリップできる。

 天才的なセンスをもつがゆえに、自信過剰ぎみのピッチャー・原田巧。その巧を上手にコントロールしながら、彼の能力を引き出していくことに長けたキャッチャー・永倉豪。

 12歳のときに知り合ったふたりが、甲子園出場という共通の夢を抱きながら野球にのめり込んでいく姿がたまらなく清々しい。

 少年時代に野球に夢中になったことがある人なら二人のやり取りに触れただけで、ボールやグローブ、バットの感触がよみがえり、今かすぐにでもキャッチボールをしたくなるような衝動に駆られる。

 巧の2歳年下の弟で、瑞息の持病がある青波も重要な存在として描かれる。病弱なため運動を控えてきた青波だが、体の具合がよくなるにつれて、どんどん活発になっていき、巧と豪の「バッテリー」に微妙な形で影響を与えていく。

 自分は誰よりも野球が上手いのだと信じて疑わない巧。その過剰な自信に危うさを感じ取る豪と祖父・洋三。巧の才能が本物だということはたしかなのだが…。

感想

 野球やサッカーなどの球技に夢中になった人なら、登場人物の少年たちが繰り広げるストーリーに共感できると思います。野球少年・サッカー少年に恋心を抱いたことのある女の子にもおすすめです。

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