平穏死とは?平穏死10の条件

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「平穏死」 10の条件 胃ろう、抗がん剤、延命治療いつやめますか?

はじめに

著者は、これまで500人以上を在宅で看取ってきた「町医者」
勤務医時代の看取りと在宅での看取りでは、様相が全く違う
"在宅での最期はほぼ全てが「平穏死」でした。"

平穏死とは

平穏死、自然死、尊厳死はほぼ同じ意味
終末期になったら延命治療をやめて自然に亡くなっていくこと
昔は当たり前だったこの死も、延命至上主義が残る病院では至難

「平穏死」10の条件

1.平穏死できない現実を知ろう

2.看取りの実績がある在宅医を探そう
 緊急時に対応してくれない在宅医では、意味がない

3.勇気を出して葬儀屋さんと話してみよう
 死に備えることで、家族も落ち着いて死を受け止められる

4.平穏死させてくれる施設を選ぼう
 いざ施設に入っても、そこで看取りまでやってくれないことも・・・

5.年金が多い人こそ、リビング・ウィルを表明しよう
 年金がたくさんあると、家族がそれを当てにしていてなかなか死なせてくれないケースも

6.転倒→骨折→寝たきりを予防しよう
 転倒→骨折→入院を二度繰り返すと、高齢者はほぼ確実に認知症になる

7.救急車を呼ぶ意味を考えよう
 救急車を呼ぶ=延命治療お願いします、と言っているようなもの

8.脱水は友。胸水・腹水は安易に抜いてはいけない

9.24時間ルールを誤解するな!自宅で死んでも警察沙汰にはならない!

10.緩和医療の恩恵にあずかろう
 身体の痛みをできるだけ除くことが、平穏死の前提条件

Q&A

「平穏死」は理想論では?
→在宅療養ではこれが現実であり、日常
病院ではなぜ延命治療が行われるのか?
→患者を治療するのが「仕事」だから。他に訴訟回避という面も
在宅看取りを終えた家族は?
→多くが満足感を持つ。医療者との仲間意識も、在宅医療ならでは

おわりに

下町の在宅ホスピス医にとって「平穏死」は日常そのもの
しかし一般には、簡単に平穏死できない不思議な時代
"これから10余年、「死」が日本社会のキーワードであり続けるでしょう"

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