M&A全体の大まかな流れがわかる「M&A入門」

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M&A入門 (日経文庫)

社会人1年目のとき(2008年)に上司に推薦され読んだ本です。M&Aの基礎について非常によくまとまっており、投資銀行やVCといった業界、M&Aコンサル、または事業会社のM&A関連部署で働かれる方におすすめです。

概要

①何故、いまM&Aなのか
 ・M&Aのイメージの変化
 ・企業戦略の一環としてのM&A
 ・実行上のポイント

②戦略的M&Aのプランニング
 ・現状の分析
 ・M&Aのプランニング
 ・ターゲットの絞込み(スクリーニング、予備的デューディリジェンス)
 ・社内体制の整備

③実行のプロセス
 ・買収基本合意
 ・デューディリジェンス(ビジネス、財務、法務)
 ・会計、税務面での検討
 ・価格設定
 ・買収契約、クロージング
 ・インテグレーション(統合)

④企業評価の方法
 ・制度的に定められた方法(税法など)
 ・伝統的な評価方法(収益還元法、市場株価比較法など)
 ・ディスカウント・キャッシュフロー法
 ・特殊な方法(ベンチャーの評価、ブランド)

⑤事業売却・事業分離のための戦略
 ・オーナー経営者における事業の売却、分離
 ・企業における事業分離
 ・新たな制度(株式交換、株式移転、会社分割など)
 ・現状での問題点(許認可、年金資産、キャッシュマージャーなど)
 ・MBO(経営者買収)

所感

・M&A全体の流れが大まかにではあるが把握できたのがよかった。
また、自分に会計・財務、法務、税務など、M&Aを理解する上で足りない知識が非常に多いということを改めて実感した。

・この本を読むまでは、『会社を買収すればその分自社の売上や利益が上がるので、いい会社をどんどん買収することが直接自社のためになる』という風にM&Aについて捉えていた(恥)。
しかしこの本を読み、まず自社の企業価値を高めるための戦略を第一に考えなければならず、M&Aはあくまでそのための1つの手段である、ということがわかった。

・上記に関連して、M&Aに関連する業務ができるようになるためには、自社のビジネスや戦略に対する理解も非常に求められるということがわかった。

今後仕事に生かすために

・足りない知識を補うため、読書や勉強をこれまで以上にする。とくに財務諸表は、簿記の勉強などを通して、どこを見れば何がわかるかを完璧に理解できるようになる。

・M&Aについて理解を深めるため、M&Aについて別の視点から書かれた本を読む。

・新聞でM&Aについての記事を見つけたら、そのM&Aがどのような目的で行われたのかを考えてみる。

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