フジテレビ深夜の教養番組「お厚いのがお好き?」に学ぶマキャベリ、ニーチェ、パスカル

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お厚いのがお好き?

はじめに

フジテレビ深夜の教養番組「お厚いのがお好き?」。
この番組の学習内容を、復習のため、そして新たに学ぶために編纂した本とのこと。

いきなり分厚い本から入って挫折するよりは、こういったライトな本でざっくり
概要をつかむのも良いかと。
続編もあるんですが、有名な哲学者が数多く登場します。
ざっくり知りたい方におすすめ。
今回はマキャベリ、ニーチェ、パスカル、より一部抜粋させていただきます。

■マキャベリ「君主論」

「目的のためには手段を選ぶな」
君主には悪徳も必要である、時には欺け。
悪いことは一度に大きく全部やってしまえ

「君主は軍事に専念せよ」
君主たるもの趣味にうつつを抜かしていれば
決して成功は得られない

「君主は人を捨てることを知れ」

■ニーチェ「ツァラトゥストラはかく語りき」

ツァラトゥストラ:ゾロアスターのドイツ語読み
(柴咲コウとルイみたいな関係)

彼が気づいたのは「神は死んだ」ということ。
→弱者のルサンチマンが生み出した幻想にすぎない
(弱者のうらみやねたみが産み出した幻想にすぎない)

ダイエットで考えると、
「ダイエットつらい・・・人は外見ではなく中身が大切!
だからダイエットなんていらない」
→現実世界では負けていても心の中では勝ち組になっている。
これがニーチェの言うルサンチマン(=イデアを自分で正当化してしまう)

そして僕は他にダイエットに励んでいる友人に説教をする。
「そんな外見ばかり気にしててどうするの?人間は中身が大切だよ^^」

これがニーチェの言う「道徳」である。

つまり、キリスト教が生まれた背景は抑圧された力への意思であり、
それが神をねつ造した。
元々神なんてなかったのだ。とニーチェは説く。

《名言》
・私は君たちに精神の三つの変化を告げよう。
すなわち、精神がらくだになり、らくだが獅子になり、
最後に獅子が小児になるありさまを告げよう。

※らくだ:重荷に耐えつつ、古い思想でがんばっている状態
※獅子:より自由な発想「汝なすべし!」
※小児:すべての人生を「然り」と肯定する理想状態
(ありのままに世界を受け入れる。ひねくれない。)

・まことに、私は君たちに言おう、変わることのない善悪、
そんなものは存在しないのだ

この世界に絶対に正しいことなんてない。
あるのは正しいと信じたい「力への意志」があるだけ。
これ同士がぶつかって生き残った方を人は正しいと思っていたにすぎない。

・見よ!私は君たちに超人を教える。超人は大地の意味である。
君たちの意志をしていわしめよ。超人が大地の意味であれ!と。

超人とは、あらゆる苦しみに対し、Yes!と答えられる人間。
「俺ホントはもてるのに、周りのやつに見る目がなくて・・・」
などと、ありもしない本当を持ち出して言い訳をしたりしない人。

苦しみが終わった良いことがあるとか考えず、
現実を見つめて苦しみをすべて受け入れる人間。

※大地とは、現実世界のこと

世界が無意味ならば、自分の力で意味をつくる。
そんな人間が新しい神=超人なのである。

《永劫回帰とは》
神が死んでしまったゴールのない世界では、
無意味な出来事が永遠に繰り返される、という思想。

「これがダイエットか!ならばもう一度!!」

×ダイエット→焼き肉
◎ダイエット→ダイエット

「もっと空腹を!もっと空腹を!」
現実を受け入れつつ、理想の体型を維持する不断の努力が必要。
苦痛の分だけ、あなたは力強く生きていることを実感できる。

人生を苦しみ込みで肯定すること、それが運命愛。

・人生の醍醐味。それは永遠に止まらない苦しみを乗り越えて、
新しい価値を産み出すこと、今の自分を乗り越えること。

■パスカル「パンセ」

・人間にはあらゆる職業が向いている。向かないのは
部屋の中にじっとしているだけ。

・世の中にあらゆる良い格言がある。
人はそれらの適用にあたってしくじるだけである

・人間は一茎の葦にすぎない。
自然の中で最も弱いものである。
だが、それは考える葦である。
宇宙が人間を押しつぶすことは簡単だが、
人間はその思考によって宇宙を包み込むことができる。

→人間は自分自身の弱さを自覚し、考えることができる。
そこが人間が宇宙より唯一偉大な点だとパスカルは説く。

感想

具体的な例を交えて噛み砕いた解説がとてもわかりやすいです。
ここから気になった哲学者の原著を読むなり、もう少し固い入門書に手を伸ばすと
良いかと。。
彼ら先人が苦しみの末編み出した知見は(すべてそのまま受け入れられるわけではないでしょうが)
少なくとも生きる上での参考になる、、ような気がします。

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