ミネルヴァ書房まとめ!性愛空間の文化史の内容紹介!

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性愛空間の文化史

概要

現在、日本にはラブホテルと呼ばれる施設があるが、カップルが利用する貸間には、連れ込み宿やモーテルなど様々な名称が付けられ、消えていった。姿・形は変わっても同じシステムや機能を持った空間が、なぜ時代によって変化してきたのか。
本書では、日本の貸間空間の変遷をもとに、外観や経営者の変化を取り上げ、その名称が人々の性意識を色濃く反映させてきたことを解明する。『ラブホテル進化論』の著者が描く、待望の通史!

ポイント

①話題の書『ラブホテル進化論』著者の2冊目の単著
②「待合」から「ラブホ」までの、日本人の性愛空間の通史
③関係者へのインタビュー、新聞広告の発掘など、地道な調査に基づく研究
④「ラブホテル年表」を掲載

目次

■序章 ラブホテルのルーツ
■第1章 連れ込み旅館の成り立ち

江戸後期~昭和にかけて、名称が「出合茶屋」「船宿」から「待合」へ、そして「連れ込み」へと変遷していく流れを追っています。
渋谷・円山町ホテル街の成り立ちに関する関係者へのインタビューも。
「温泉マーク(さかさくらげ)」のかつて持っていた意味とは!?

■第2章 モーテル(モテル)の誕生と衰退

戦後の高度経済成長期に辺鄙な場所にモーテルが次々と建てられたのはなぜなのか?
モーテルの流行のポイントは自動車の普及だけでなく「誰にも見られず部屋に入れる」点にあった!

■第3章 ラブホテルの隆盛

ラブホテルの黄金時代は1965~75年。
おとぎの城のような画期的な外観や内装が大ウケした「目黒エンペラー」の誕生から、似たような外観のホテルが全国へ広がり、「城」がラブホテルの代名詞となりました。
「ラブホテル」という名称が誕生したのもこの頃。
しかし「新風営法」の施行により、そのようなゴージャス志向に変化が見られるようになります。

■第4章 ラブホの現在

90年代には「ぴあ」や「TOKYO1週間」「KANSAI1週間」などの情報誌でラブホテルが特集され、大反響を呼びます。「ラブホ」という名称が登場、浸透し、ラブホテルのイメージが明るくなってきたのもこの頃。
そして居心地の良い、施設の充実したラブホテルが人気を呼びます。
ラブホテルは「セックスをするための場所」から「セックスもできる場所」へと変わっていったのです。
最近のラブホテルの施設の充実っぷりに驚かされます。。

さいごに

インタビューや新聞記事が充実しており、著者の努力が伝わってくる1冊です。
ラブホテルの歴史に詳しくなれること、間違いなしです!

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