仕事の知恵・人生の知恵!松下幸之助「一日一話」の書評・感想まとめ

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松下幸之助「一日一話」―仕事の知恵・人生の知恵 (PHP文庫)

本文より抜粋

「苦情から縁が結ばれる…需要家の方から…苦情の手紙をいただくのもありがたいことだと思います。…誠心誠意対処すれば、その誠意が通じ、かえって縁がむすばれる場合が多いと思います」

「千の悩みも…人間というものは、そういくつもの悩みを同時に悩めるものではない、ということに気づきました。結局、一番大きな悩みに取り組むことによって、他の悩みは、第二、第三のものになってしまうのです。だから、百の悩み、千の悩みがあっても、結局は一つだけ悩めばよいのです」

「辛抱が感謝になる…一生懸命に仕事をしても、世間がそれを認めてくれなかったら、非常に悲しい。そのとき、その悲しさが不平となり出てくるのも、一面ムリのないことだと思う。しかし、認めてくれないのは世間の人が悪いという解釈もできるが、まあちょっと辛抱しよう。今は認めてくれなくても、いつかは認めてくれるだろうと、じっと堪え忍び、いい姿を続けていくというのも一つの方法である」

感想

「経営の神様」としてだけではなく、人間教育にも情熱を傾けた松下幸之助の語録集。経営のコツからビジネスマンの心構え、人生への立ち向かい方まで、内容は多岐にわたり、松下哲学の結晶をさらに選び抜いた一冊。一日一話の形で、1ページ2話ずつ366話集められており、どこからでも読むことができる。

「問題は必ず解決できる」

 松下哲学の特徴は、深い体験に裏打ちされており、なおかつ体験知を把握し直す洞察力も驚異的である。
 例えば、後輩や部下の教育法で苦しんでいる者には「まかせてまかせず」をヒントとして示す。上からの押しつけでは過保護や個性圧迫になるし、個性尊重だけではビジネスにならない場合が多いから、あくまでまかせて、「ときに報告を求め、問題がある場合には、適切な助言や指示をしていく」べき、というのである。
 このように現実を正確にとらえ、建設的な姿勢ですべてを活用していこうという知恵が366話も収められている。

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