日常生活から見た新しい三国志読本!うまなみ三国志 1の書評・感想

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うまなみ三国志 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

~孔明達が使っていた貨幣や武器、酒~日常生活から見た新しい三国志読本

 日本でも大人気の中国歴史「三国志」
 本作は未読の方もマニアなファンの方も読める優れた入門書となっています

本作の特徴

本作は70Pにまとめた三国志のダイジェスト「あらすじ編」と
当時の風俗をまとめた「トリビア編」にて構成されています

「100年に渡る歴史を70Pで網羅」これで貴方も三国志通

初めのあらすじ編では三国志の歴史をダイジェストで説明

黄巾賊の乱よりもっと前の前漢から解説し、何故三国時代は始まったのかを分かりやすく説明しています
この時代の混乱は200年に渡る弊害のしわ寄せで、宦官だけが悪人ではないという事情を丁寧に教えてくれるのが新鮮でした

また映画レッドクリフでは「一人の女性を手に入れるため」に行った呉へ進行を「鉱山資源や当時の情勢などの新しい視点から考察」するなど、ある程度三国志を読み込んだ人にもためになる話が満載です

こんな豆知識を挟みつつ70Pというコンパクトな量で三国終了までを分かりやすく記述

三国志を知らない方も、結局三国志ってどこの国が勝ったの?と疑問な方も、これ一冊で疑問氷解できる内容となっています

「孔明って知ってます?」「ゲージが溜まったらビーム出す人ですよね(自信満々」

三国志の流れがつかめたら、次は本書の核ともいえるトリビア編です

 本作は「漫画家で三国志はゲームで少しだけ知っている」荒木風雨先生が
 「三国志関連の多数の著作を持つライター」の大澤良貴先生と脳が直結したキャラ「馬」の対話形式で学ぶというスタンスで

三国志の日常生活や娯楽などの風俗史について語ってくれます。

なお、荒木先生の三国志認識は上記のステキ台詞レベルということになっていますw

 このパートで語られる項目は

 孔明が戦場で着ていた服は、実際は道士服では無かった とか
 菫卓は子供銀行よりも粗悪な菫卓五朱銭を作ったため、当時の中国では自作の銅銭が蔓延した とか
 当時の中国の楽器と音楽業界について とか
 当時の中国人が飲んでいた酒について

など「三国志演義を読んだり、ゲームをしただけでは分からない武将の日常」を豊富な史料から教えてくれます
これは普通の研究所でもカバーしてない分野で 当時の武将がどんな生活をしていたのかを知る助けになるはずです

本書は電子書籍で販売もしています

だから今すぐ読みたい方は↓こちらから購入可能です
http://www.ebookjapan.jp/ebj/title.asp?titleid=13964

今まで漠然としか知らなかった三国武将の日常が色々見えたら幸いです

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