アイデアは考えるな。量より質が大切です。

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アイデアは考えるな。

面白法人カヤックの創設社であり代表取締役である柳澤大輔氏の著書。活発なアイデア提案のノウハウが詰め込まれており、柔軟なアイデア発想のヒントをもらうことができる。

アイデアは質より量

中 にはいつまでたってもアイデアが出せないという悩みを抱いている人の共通点は、「すごいアイデアを出そうとしてしまっていること」であるという。「すごい アイデア」を出す人はそのすごいアイデアの何倍も「すごくないアイデア」を出している。はじめから「すごいアイデア」を出そうとしてもだせるはずがなく、 そのためにはとにかくたくさんのアイデアを出すことが重要なのだ。
常におもしろいアイデアを出し、仕事をより充実したものにするには「面白がり 屋」になることが大事だと言う。なんでも面白そうに仕事をこなせば、クライアントも仕事を頼みたくなる。窮地に立たされた状況で面白がりながら乗り越える ことでマイナスな状況からプラスな状況に転じさせられれば、周囲の評価は高まり、自分も成長できる。この「面白がり屋」になるということは、本書に一貫す るひとつの大きなテーマとなっている。ではどうやって「面白がり屋」になるか。

How to become a Omoshirogariya.

・とにかく乗っかること。
人 は自分の常識で「壁」を作る。大量の情報をその「壁」というフィルターに通すことで、不必要な情報に疲れてしまうことを防ごうとする。しかしそれではもし かしたら自分に有益だったかもしれない情報も阻んでしまう可能性がある。「とにかく乗っかる」ためには自分のフィルターを取払い、人の話を素直に聞いてす ぐに行動するということが要求される。

・自分からアイデアをたくさん出す
受け身でいては何事も楽しくない。まず自分から主体的に取り組も うとすることが大切だ。そこでとにかくたくさんのアイデアを出してみると、気持ちがポジティブになってくるものなのだと著者は言う。たくさんアイデアをだ すには、さまざまなものの見方をし、自分がつまらないと思うことでも視点を変えることで意外な発見をしてみたりすることが必要になってくる。そしてアイデ アをたくさん出せるということはすなわち、人生において選択肢を増やせるようになる、ということにも繋がるのである。

・楽しいと周囲に伝える
そのようにして仕事が楽しくなってきたなら、次はその「楽しい自分」を周囲に宣言するのである。そうすることによって自分に自己暗示がかかり、さらに仕事を楽しむ努力をすることができるのだ。
アイデアを出すのが得意な人は、物事の関連性を見いだす能力がある人である。これは前に読んだ『ハイコンセプト』にも同じことが書かれていた。本書ではジェームズ.W.ヤングのことばを引用している。「アイデアとは既存の要素の組み合わせ以外の何ものでもない」。

多 くのアイデアを出すには次のステップには次の段階がある。
⑴目的と制約条件を設定する
⑵データ収集をする
⑶いろいろ組み合わせる(アイデアを出す)
⑷アイデアを吟味して実行する
という4段階である。⑴に関連することだが、よいアイデアを出すには〆切を設けることが欠かせない。プレッシャーがあるからこそ人は成長する、と著者は述べる。

まとめ

アイデアをたくさん出すことはポジティブになることへの手助けになる。楽しく働くためにはアイデアをたくさんだし て毎日を楽しいものにする。そのために心の壁を取り払いとにかく行動に移して発想法を実践し、アイデアをたくさん出す。そして楽しくなったら周囲に宣言す る。このことを繰り返すことによって「面白がり屋」になることができ、楽しく働くことができるのだ。
この本ではとにかく楽しく働くことを 強調していた。そしてそのためにはとにかくたくさんのアイデアを出すこと。アイデアの質は量によって担保されるので最初からすごいアイデアが出せなくても 焦る必要は全くない。すごいアイデアを出すことよりも大事なことは、とにかく何にでも「乗っかること」、実際に行動すること。そしてたくさんアイデアをだ し実践すること。何事も経験がものを言うということは多くの本に書かれていることだと思う。それだけに行動して経験することの大切さを感じずにはいられない。
またこの本は実践的なアイデア発想プロセスについても詳しく書かれており非常に実践しやすいような構成になっている点がすばらしいと感じた。

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