時間は常に「今」しかない。「今」の積み重ねが夢につながる。
Chapter1 ToDoハック
■01 やることを可視化するポスト・イットToDo管理術
ポスト・イットでやるべきことを可視化・管理
ポスト・イットの量=やるべきことの量
視覚的に把握することができる
■02 ドキュメントフォルダによるポータブルToDoリスト
ポスト・イットを見逃さないようにすることが重要
ドキュメントフォルダを利用してポスト・イットを持ち運ぶ
■03 ポスト・イットをあらかじめ貼っておく
必要なときにポスト・イットが無い可能性
ポスト・イットを貼り付けるであろう場所に
予め貼り付けておく
■04 二万五千ドルの価値を持つ究極のToDo管理術
ToDoのプライオリティは毎日変化している
毎日ToDoのプライオリティを見直す
■05 同時にふたつのことに取り組まない
マルチタスクよりも、仕事の切り替えの時間を短縮することにフォーカス
■09 リマインダーを活用して行動をコントロールする
リマインダーを行動矯正ツールとして利用できる
習慣付けにも役立つ
■11 運動したあとにビールを飲む
ご褒美で楽しいToDoに
やりたくないことを片付けるには、快感原則に従ってやる
■12 「やらないことリスト」をつくる
新しい習慣をつくり上げるよりも、
悪い習慣を捨てるほうが難しい
やらないことリスト「Not ToDo」で習慣化
=パーソナルブランディング(信用、品格)
■13 中長期の目標は習慣化で達成する
天才が誕生するためには一万時間の積み上げが必要
これにはスケジュール管理を超えて、行動の習慣化が必要
「習慣は第二の天性」
「毎日やる」ほうが「3日に一度」よりも長続き
■14 積み上げた成果をフィードバックする
習慣化の重要なポイント
「フィードバック」=結果を見て自分を褒めること
グラフにする、ブログに書くなど記録すると良い
Chapter2 スケジュールハック
■16 細かいスケジュールは忘れる
スケジュールは記憶するものではなく、記録しておくもの
今に集中するためには、過去と未来をすっかり忘れ去らなければならない
スケジュール管理によって忘れるべきものは忘れ、今に集中できるようになる
■17 スケジュールの記憶は「他力本願」
効率的なスケジュール管理にはパソコンが必須
スケジュール変更にフレキシブルに対応できる
Google Calendarを利用する
アラーム設定で更に便利に
■20 プライベートの予定をオレンジにする
スケジュールをカテゴリーごとに色分け
3色ぐらいがベスト
■21 一週間スケジュールで予定を組み立てる
一週間の流れを意識して、スケジュールをパターン化
繰り返しにより熟練し、洗練化していく
■25 スケジュールの型を「繰り返し設定」にする
スケジュールの型をGoogle Calendarで繰り返し設定
■26 アポは二週間の単位で調整する
今週の終わりと、次週の始まりを意識
社外の人も巻き込んだ仕事では、来週も見込んだ二週間の見通しが必要
■27 作業時間を記録する「Toggl」
時間の使い方を振り返る
作業にかかる時間を予測できるようになる
■28 25分で区切るポモドーロテクニック
25分での作業量を比較
自分のパフォーマンスを認識できる
■30 自分へのアポを入れる
自分のための時間をスケジュールとして確保しておく
Chapter3 時間効率ハック
■32 ニュートン時間とベルクソン時間
「ニュートン時間」客観的、物理的な時間、時間の濃度が一定
「ベルクソン時間」主観的、時間の濃度が変化、没頭する時間
24時間をものすごい密度で過ごす人もいれば、無為に過ごす人もいる
■33 始業前にその日の仕事を終わらせる
「集中できる時間は一日二時間」と考える
集中のピークをどこに持ってくるか自分で意識する
一日の時間を「午前」、午後一番の「がんばるタイム」、「終業まで」
の3つに分けて時間に対する意識を高める
■34 アイマスクをして呼吸を整える
呼吸と視界のコントロール
腹式呼吸で気持ちを落ち着かせる
集中したい時は視界を狭めるといい
■37 「とりあえずボックス」で時間を生み出す整理術
整理しようとするから整理できない
机の上の書類は、まだ整理できていないバッファー
「とりあえずボックス」に入れて作業スペースを確保する
整理はボックスがいっぱいになってからやればいい
■38 ハードディスクはいっぺんに整理しない
ファイルを3つに分類
フロー
現在取り掛かっているプロジェクト
ストック
終了したプロジェクト
リファレンス
いつも参照するような情報
デスクトップはバッファーとして使う
■41 二種類の集中力を使い分ける
トランス系集中力は、一人での作業や、複雑な判断が必要でないケース。
ジャズ系集中力は、自分が環境の一部となって、環境全体を感じ取る。
→不確実性の高い状況で、高度な判断が必要となるようなシチュエーションに
向いている。
■43 音楽はトランス系とジャズ系を用意する
規則的なビート(トランス、テクノ)→トランス系集中力
1/fのゆらぎをもつ、予測できない音楽(ジャズ)→ジャズ系集中力
■45 タメの時間をつくる
何もやらない時間をつくる
クリエイティブになるには休まないとダメ
■46 身近なリゾート、温泉を活用する
少し日常から離れる
人生を見渡す
Chapter4 時間投資ハック
■50 自分コストを計算する
時間を無駄にしないために、時間の有限性を自覚する必要がある。
そのためには時間を別のものに換算してみるといい。
時間の1秒をコストに換算するのが「自分コスト」
「自分コスト」=収入÷労働時間
1時間の打ち合わせにどれだけコストがかかることか…、
自分コストを認識することは、生産性の向上につながる。
■51 時間を経験に変える
時間を投資すると、ビジネスでは「お金」、「経験」、「信用」といったリ
ターンがある。
あるプロジェクトを選ぶことで別のプロジェクトの利益を放棄する場合、
これを費用として捉えるのが、機会費用という考え方。
「やるリスクよりも、やらないリスク」
失敗しても学びがあり、経験にもなる。
■52 時間の20%を自分R&Dに投資する
ある一定の時間を経験のために投資する。
自分の能力開発をする時間も必要。
■54 時間投資はファンダメンタル重視でいく
時間投資は長期的な視点で行うこと。
■55 投資によるリターンはインカムゲイン
インカムゲイン…利息などの利益のこと。
時間投資は長期間かけて回収する。
若いうちから将来を見越した投資をすることが重要。
■56 プロジェクトの費用対効果
どれが利益を出していて、どれが出していないのか。
自分のスキルに重要なのか。
コアコンピタンスの部分にはしっかり時間をかける。
■59 自宅時間をグレーに塗りつぶす
これをやると、自分の持ち時間がはっきりわかる。
■60 八割仕上げ、二割は余白
まず八割の完成度で提案する。
残りの二割に融通性があるといい。
■61 シンプルに考える
戦略とは捨てること。
オプションが増えるほど、迷いが生じる。
■62 効率と効果
時間の効率よりも、時間が生み出す効果。
部分だけ見て効率を追求すると、全体としての効果を見逃してしまう。
Chapter5 チームハック
■64 ファイル共有ハック
「プロジェクト名+ファイル内容+日付」というファイルネーミングルール
Dropboxなどで共有化
■65 Facebook によるコミュニケーションハック
メッセージがツリー状になり見やすい
グループを作り、メンバーを登録、セキュリティは「秘密」に設定
■68 「たいおせ」で「たいへんお世話になっております」
定番の文章を辞書に覚えさせる
■69 ホップ・ステップ・ジャンプの三段階に業務を分ける
ステップをまず3つに分けて、直感的に把握しやすくする
■70 ルーチン化できる仕事は、できるだけ社外に任せる
コミュニケーションのいらない業務こそ、外に任せてしまった方がいい
なにか言われるまで待っていて、言われてからようやく動き出し、
しかも言われたこと以上には何もやらない、なんてことをやっていると、
アウトソーシングされてしまう
■71 「七人の侍」を社内から集める
ノンルーチンに対応するには、チームに様々なプロフェッショナルな知見
が必要
分業の統合が必要となる
■74 オフサイドルールをつくる
ルールを作ることによって、より創造的なアウトプット
矛盾する2つのことを同時に求める
Chapter6 計画ハック
■79 計画に季節感を取り入れる
春は新しいルーチンワークを始める
夏に短期集中
秋は収穫、成果を楽しむ
冬に振り返り、春からの計画を練る
■80 旅行の計画を入れる
区切りを入れる
区切りがあるからこそ、時間が有限のものと感じられる。
■81 ゴールイメージから逆算して計画を立てる
ゴールがイメージできれば、自然と道筋が見えてくる。
まず三年単位でのゴール設定がおすすめ。
次に十年くらいの大きめのゴール。
■82 新しい世代へと脱皮する
新しい世代が抱える問題を、その世代の立場にたって建設的な姿勢で関わって
いけるかどうか。
■87 ライフハックは人生論に先行する
大切なことは細かなツール(ライフハック)の話ではなく、なぜそうするのかと
いう本質の話。
インターネットビジネスにおいて、「とりあえずやってみよう」から戦術を習
得し、戦略が見えてくる。戦術が戦略に先立つ。
人生を導くものとしてのライフハック。
人生を人任せではなく、能動的に引き受ける方法。
■88 生命としての<はたらき>を与贈循環させる
「与贈循環」
時間を自分のためだけでなく、自分のいる場所に対して与贈するのだという考
え方。関係する組織や地域といった場が豊かになっていく。
■89 微分と積分
微分…グラフの傾き
右肩上がり=幸せな瞬間
常に新しい経験をし続けて、驚きをもって日々を生き生きと暮らしていくこと
に限界はない。
その状態を如何にして実現するか。
積分…一瞬の積み重ね、成果
これが優先されがちであるが、成果は状態の積み重ね。
状態に目を向けるよう促すのがライフハック。