書物幻戯の書評・感想

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書物幻戯 (講談社ノベルス)

 ストックフォルムで発見されたアクセル・ノルベリという男性の刺殺死体。その男性には、フィロソーフェンという、書物狩人としての名前があった。第二国際古書籍商連盟、SILABの書記長から依頼を受けた半井優一ことル・シャスールは、フィロソーフェンが亡くなる直前にアルカイダに流したという書物を追うことになる。
 一方、その頃、テヘランとラングレーでは、その書物が重大な事態を招いていた。VEVAKの制止を振り切りテロを企画する黒獅子サハン・ヘダーヤトの動向をつかんだCIAが、それを阻止するために中央軍を動かす事態にまで発展していたのだ。

 刻一刻と緊迫していく情勢の中で、その事態の中心にある一冊の書物「災厄の書」の行方と真相をめぐり、ル・シャスールとミスター・クラウンが見えない火花を散らす!

感想

 物語全体としての筋の行方も気になるけれど、随所に挟まれる公文書館などでの検索描写が妙にリアリティを高めてくれて、興味をひきたててくれる。
 今回は特に構成として、軽井沢に住むワトソン役の作者が登場する部分もあり、紙幅の関係上、様々な点で余裕があった気がする。

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